2022年5月31日(火)に、山梨県甲府市のベルクラシック甲府にて山梨科学アカデミーの交流大会が開催され、本学リベラルアーツ学群の大脇淳 准教授が第27回山梨科学アカデミー奨励賞を受賞しました。
大脇准教授は、富士北麓の様々な環境で植物、チョウ、地表性節足動物を調査し、富士山の生物群集の特性やその保全管理手法について重要な知見を提供しています。SDGsが叫ばれる現在、自然と人間の共生を志向する大脇准教授の生態学的研究の役割が、今後いっそう重要性を増すものと評価され表彰されました。
山梨科学アカデミーは、山梨県の科学の発展に寄与することを目的に1995年に発足し、科学の普及啓発や研究者同士の交流促進、人材育成のための顕彰などの事業を行っています。
交流大会では最初に、大村智博士(ノーベル生理学・医学賞受賞)から「山梨の科学研究が発展していく様子を見られることがうれしい」とあいさつがありました。
続いて授賞式と受賞講演が行われ、大脇准教授は、「富士山の生物群集の特徴とその保全に関する研究」というタイトルで講演を行い、富士山での生物多様性とその保全に関する自身の研究について説明し、「今後も山梨県の生物多様性の保全に貢献する研究をしたい。また、富士山での生物多様性の保全の研究で得た知見は、大学での教育活動を通じてぜひ学生に還元していきたい」と抱負を述べました。
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