「あいち観光まちづくりフォーラム」BM学生が最優秀賞を受賞

2021/04/02(金)

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最終プレゼンテーションの様子

3月23日(火)、本学ビジネスマネジメント学群の渡邉ゼミに所属する学生グループが「あいち観光まちづくりフォーラム」のプログラム「あいち学生観光まちづくりアワード」の最終選考でプレゼンテーションを行い、最優秀賞を受賞しました。当日は、応募総数135件の中から最終選考に選ばれた5グループがプレゼンテーションを行いました。

「あいち学生観光まちづくりアワード」では、県内外の学生等を対象に愛知県の観光振興につながる提案を募集。今回、学生たちが提案したのは、『手ぶらでOK!家族でつくる思い出キャンプ in TOYONE』。愛知県と聞くと名古屋のような大都市のイメージがあった学生たち。調べるにつれ、愛知県で唯一スキー場があり村の93%が森林であるなど、大自然をもつ『豊根村』を知り、大都市のイメージとのギャップを感じ、この村をプロデュースすることを決めました。キャンプ場がいくつかあることから、もともとある観光資源を用いて、県内都市部在住のヤングファミリー(子ども連れ家族)を対象とした、県内旅行の需要向上を狙うキャンプツアーを企画しました。

当日使用されたスライドより抜粋

現地調査では、自分たちが考えたツアーをレンタカーで周り実際に体験。バスツアーで通ることを想定していた道の車幅が狭かったり、観光地間の距離が予想より離れていたり、キャンプ場のある山頂付近は天候がコロコロと変わりやすいことなど、現地に実際に訪れて知ったことをもとに、更に企画をブラッシュアップ。また村役場の方に直接会って、村の現状を聞いたり、企画したツアーを提案しアドバイスを受けたりもしました。

事前の模擬プレゼンテーションでは、ただ原稿を読んでしまったことが反省に上がり、間をあけることやスピード感、抑揚をつけることなど、チーム内で共通のルールを決め、何度も練習を重ねました。チーム内のやり取りや練習は、全てオンライン上で行われ、就職活動と並行しての活動だったことから、練習は深夜に及ぶこともあったそうです。全員で集まることがなかなかできない中、協力しあいながら本番当日を迎えました。

当日使用されたスライドより抜粋

【プロジェクトに参加した学生の皆さんのコメント】
川崎夏海さん(プロジェクトリーダー)
約9か月間、みんなでコツコツと積み重ねた努力が実って本当によかったです。プロジェクトリーダーを務めましたが、チームメンバーが支えてくれ、賞を受賞するところまでやり遂げられました。このメンバーとだったから取れた賞だと思います。

内山綾乃さん
受賞でき、本当に嬉しかったです。半年以上4人のメンバーで企画を練ってきました。途中挫折しそうな時もありましたが、みんなでスケジュール合わせ合ったり、協力しあえたことがこの賞の受賞につながったと思います。メンバーのやらなきゃという熱意や真面目さに助けられました。

左から坪内さん、内山さん、川崎さん、長嶋さん

長嶋琴さん
ほかのチームの発表ですごいなと驚くものもあったので、受賞した際はびっくりしました。賞を頂いたことで自分たちのアイディアが客観的に見て良かったんだなと感じることができ、嬉しかったです。

坪内友里さん
ゼミのプロジェットに初めて参加し、どんなツアー内容にするべきなのか、どうすれば相手に伝わるのかなど、様々な悩みがあった中、最優秀賞を取ることができて本当に嬉しかったです。このプロジェクトに参加したことで、名古屋以外の愛知県内の地域の魅力に気づけたことや、現地の方と交流できたこと、参加した他の高校、大学の人と交流できたことも、私にとってとてもいい機会でした。

【渡邉康洋教授 コメント】
このグループは、現地調査のあとに企画内容を変更するという、大変勇気のいる決断をとりました。知識をカタチにすること、やってみて気が付いたものをきちんと改善することなど、机上の勉強の中では教えられないことを体験できたと思います。そして、このグループは群を抜いてこまめに、熱心に練習を行っていました。打ち合わせがすべてオンラインだったり、先の見えない就職活動と並行する期間であったことなど、精神的にも良い条件ではない中で、最後まで頑張ってくれました。繰り返し練習、準備することの大切さを改めて教えてくれたこと、小まめな報告・連絡・相談を大切にしてくれたことなど学生に感謝しています。
ビジネスマネジメント学群で教えている「社会に貢献する」という観光の定義を、今回は豊根村を題材に、経済効果や交流効果などを見込んだ、社会や地域、人々に貢献できる企画としてカタチにしてくれ、結果として最優秀賞という結果をいただけたことを、とても嬉しく思います。

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