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オンライン版『銀河鉄道の夜』~コロナ禍、震災、復興への希望と祈りを込めて 3・11配信開始~

2021/03/09(火)

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桜美林大学では、学生と市民とプロのアーティストが創る舞台として、『群読音楽劇 銀河鉄道の夜』を2007年から毎夏にロングラン、お陰様で「児童福祉文化賞」を受賞するなど高い評価を戴いております。が、2020年はコロナ禍のためにやむなく中止になりました。ですが、畑山浩昭学長の提案の下、コロナ禍でも出来る表現を模索した結果、オンライン会議アプリ版『銀河鉄道の夜』を完成させ、3月11日から桜美林⼤学公式YouTube チャンネルで配信します(上映時間82分)。

雨にも負けず風にも負けず、東日本大震災にもコロナ禍にも負けず、という宮沢賢治の祈りを今に浮かび上がらせるべく、本学芸術⽂化学群の学⽣、卒業⽣、教員が総⼒を挙げた本作品を一人でも多くの方にご覧いただけますと幸いです。

銀河鉄道の夜、オンラインへの旅立ち

桜美林大学プルヌスホールでは2007年から毎年夏に、『群読音楽劇 銀河鉄道の夜』を行って参りました。19年の舞台は「児童福祉文化賞」という栄えある賞をいただき、20年8月の舞台へ向けて準備を進めていましたが、コロナ禍のため公演を中止せざるを得なくなりました。仕方がないと知りつつも学生達の失望は小さくありませんでした。そんな姿を見た畑山浩昭学長から映像としてのプロジェクトを立ち上げたらどうかというご提案をいただき、今回の計画がスタートしました。

例年は市民参加企画として行っている舞台ですが、今回の出演者はオーディション選抜の、演劇・ダンス専修を中心とした学生。監督、脚本、音楽等の中心的なスタッフは芸術文化学群の教員で、「演劇・ダンス」、「音楽」、「ビジュアル・アーツ」という全ての専修がタッグを組む初めての作品創作となりました。加えて学生や卒業生のスタッフも加わっています。
コロナ禍の授業でも大いに活躍したオンライン会議アプリを用いて、2020年9月から撮影を開始。ですが作業は手探りで、舞台作品とも映画やテレビ等の映像作品とも違う難しさに最後まで試行錯誤を繰り返しました。

各専修がそれぞれの経験や知識を持ち寄り、垣根を超えて完成させた本作は、1カット、1画面のすべてに出演者とスタッフ全員の思いが注ぎ込まれています。
YouTubeでの公開日を2021年3月11日にしました。私たちは東日本大震災にも、ウィルスにも負けないという思いを込めてのことです。
私たちの新たな挑戦を一人でも多くの方々にご覧いただければ、これに勝る幸せはありません。

桜美林大学パフォーミングアーツ・インスティテュート所長
能祖將夫

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