桜美林大学は、城南信用金庫そして福島県いわき市と連携し、いわき市の活性化に取り組む『ビジネス演習(地域活性化ビジネス)』を開講し、オンラインで授業がスタートしました。
いわき市は、東日本大震災、福島第一原発事故、令和元年台風19号被害と、自然災害と風評被害に苦しめられ続けています。街からは人が消え、温泉宿の廃業が絶えず、観光客の減少は市全体の経済活動にとって死活問題で、温泉宿の女将からは「このままでは街が無くなってしまう」との悲痛な訴えも聞かれます。
このような状況のいわき市を、活気と魅力溢れる街にしたいとの想いから、桜美林大学と被災地支援を通じて繋がりの深い城南信用金庫、いわき市の産官学の取り組みとして開講しました。この講座では、学生がいわき市に関する様々な研究を行うだけでなく、実際に現地に赴いて調査やデータ分析を行い、魅力を学生目線で発信し、最終結果は市⾧に提言する予定です。また、城南信用金庫は、基礎講座として学生に業務内容を説明し、信用金庫が地域活性化に取り組む目的を講義するだけでなく、学生が現地見学、現地調査を行う費用を寄付により出資します。
この産官学連携の取り組みが、従来から地方都市の抱える人口減少、観光客の減少、地域経済の衰退など、山積する様々な問題の解決に繋がるモデルケースになることを期待しています。
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