卒業生 市原佐都子さんが岸田國士戯曲賞を受賞

2020/02/14(金)

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市原佐都子さん(Photo by SATO mizuki)

第64回岸田國士戯曲賞の受賞作品が2月13日に発表され、本学卒業生・市原佐都子さんの作品『バッコスの信女—ホルスタインの雌』が選ばれました。

市原さんは総合文化学群(現芸術文化学群)を卒業後、劇作家・演出家として活躍。2017年にも市原さんの作品『毛美子不毛話』が候補作として選ばれています。本学卒業生としては、劇作家・演出家・「マームとジプシー」主宰の藤田貴大さん(第56回岸田國士戯曲賞)に続く2人目の受賞です。

岸田國士戯曲賞は白水社が主催する戯曲賞で、1955年に創設された「演劇界の芥川賞」とも呼ばれる新人劇作家の登竜門。今回は全8作品が候補作として選ばれ、野田秀樹氏ら6人が選考委員を務めました。審査員の岩松了氏は本作品について「一人の主婦を凝視し、その性をコロスを使った古代ギリシャ劇の形式を用いて表現した。すべての言葉、人物、小道具が演劇の面白さを伝えて、圧倒的な傑作である。」とコメントしました。

【市原佐都子さん 受賞コメント】
大学4年生のとき劇作を始めてから、ただただ夢中で創作活動を続けてきました。これからも精力的に活動していきます。そして、大学時代お世話になった先生方のように、だれかを励まし、道を示せるような存在になっていきたいです。

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