桜美林大学リベラルアーツ学群4年の水田光夏さんが、東京2020パラリンピックの射撃代表に内定しました。水田さんは、先日、オーストラリア・シドニーで行われた「2019年WSPS世界選手権」で10mエアライフル伏射男女混合(SH2クラス)に出場。合計631・7点という成績をおさめ、パラリンピック日本代表選考に必要なMQS(ミニマム・クォリフィケーション・スコア=基準点628点)と、QP(クォータプレース=国としての出場枠)を取得。射撃の日本勢では第1号の代表選手内定となります。
10月24日(木)、桜美林大学校友会が、水田さんに家庭での練習に活用してもらおうと射撃トレーニングシステムを贈呈。小礒明校友会会長は、「水田さんの快挙を誇りに思います。桜美林大学全体で応援しています」と、激励しました。
水田さんは、中学2年生の時に指定難病「シャルコー・マリー・トゥース病」を発症。大好きだったダンスができなくなってしまったことに悩んでいた時に、3大会連続でパラリンピックに出場している射撃選手・田口亜希さんの姿に魅了されます。「せっかく取り組むなら、新しいことに挑戦しよう」と、19歳で射撃を始めました。競技開始から1年後の全日本ライフル選手権は初出場で2位。18、19年のW杯にも出場しています。
「まずは11月に行われる全日本選手権で自己ベストが出せるように頑張るので、応援よろしくお願いします」と水田さん。来夏に開催される東京2020パラリンピックに向け、着実に結果を積み重ねていきたいと話しました。
※シャルコー・マリー・トゥース病…四肢の筋力低下と感覚障害、筋萎縮が進む病気。
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