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大学院老年学研究科の荒井さん 在宅医療連合学会で最優秀演題賞

2019/08/07(水)

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桜美林大学大学院老年学研究科老年学専攻博士後期課程の荒井康之さんが、在宅医療連合学会で「在宅医療の質」について発表。トップとなる最優秀演題賞(佐藤智賞)を受賞しました。約500演題の中から実行委員会の査読によって、18演題が優秀演題に選出。その内6演題が最優秀演題候補となり、7月14、15日に行われた「第1回在宅医療連合学会大会」で、候補者による発表が行われました。

現在、茨城県結城市で「生きいき診療所・ゆうき」の院長を務める荒井さん。「地域のかかりつけ医」として地域に貢献しています。特に在宅医療に力を入れており、機能強化型在宅療養支援診療所として、かかりつけの在宅患者を対象に24時間365日の対応を行っています。

今回、荒井さんは、「在宅医療における医療の質の評価指標に関する意識調査~医師・看護師は、何を重視して在宅療養を支援しているのか~」と題して発表。

病院医療の質の研究は行われているものの、在宅医療の質に関する研究はほとんど行われていない現状に着目。在宅医療に従事する医師・看護師を対象に、在宅医療で何を重要視しているか意識調査を行いました。その結果、在宅医療は患者・家族が気持ちよく安心して望む人生が送れるように”生活の支援”を行っていることや、その支援は地域の多職種による“協働”が意識されていることがわかりました。

これまで、在宅医療の質に関する規模の大きな調査がなく、今回の調査結果が今後、在宅医療の質の評価指標を作るにあたり有用な基礎資料となるものと期待され、最優秀演題賞に選ばれました。

今回の受賞に関して荒井さんは、「こうした賞を頂けたのも、鈴木隆雄先生のご指導があったからだと感じています。これからも、在宅医療が正しく皆さんに理解されるよう、研究活動に邁進してまいります」と、話しました。

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