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「経営学研究科MBAプログラム・ビジネス科学研究所開設記念講演会」開催しました

2019/07/17(水)

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開会の挨拶を行う田中義郎特命副学長

7月6日(土)、桜美林大学新宿キャンパスにて、「経営学研究科MBAプログラム・ビジネス科学研究所開設記念講演会」が開催されました。当日は研究者、企業関係者、本学教員・学生を含めて約160人が集まり、兼田麗子准教授の司会により「ボーダレス時代の経営に向けたパラダイムを探る」をテーマに行われた講演やパネルディスカッションに耳を傾けていました。

開会にあたり田中義郎特命副学長は、「経営学研究科、ビジネス科学研究所が、古い知識の伝達に重きがおかれ、新しいことを作り出すことが得意ではない保守的な社会である学校の中で、その限界を超えて、新たなる時代に若者たちと共に知恵を集約し、新しいなにかをダイナミックに創出していく存在、そして社会に貢献できる存在になってほしい」と期待を込めて挨拶を行いました。

独立行政法人経済産業研究所所長/上智大学特任教授 矢野誠氏

冒頭の基調講演では、独立行政法人経済産業研究所所長で上智大学特任教授でもある矢野誠氏が「世界経済の動向と令和の経営」と題し、「世界経済の動向」「社会科学の意義」「令和の経営」「市場高質化の道のり」の4つのポイントに焦点を当てて解説し、現代経済を牽引するには、社会科学が先導する時代を作り、市場の高質化を志向する経営を形成することが急務であると述べました。

第一部では、桜美林大学大学院特別招聘教授/日比谷パーク法律事務所代表弁護士/(株)日本取引所グループ社外取締役である久保利英明氏が「企業の体質と競争力の強化に向けて」と題し、また経済産業省産業技術環境局国際標準課長である黒田浩司氏が「標準化をめぐる最近の動向と標準化戦略」と題し、それぞれの視座や立場から講演を行いました。

桜美林大学大学院特別招聘教授/日比谷パーク法律事務所代表弁護士/(株)日本取引所グループ社外取締役 久保利英明氏

経済産業省産業技術環境局国際標準課長 黒田浩司氏

続いて第二部では、みらかホールディングス代表取締役社長である竹内成和氏が、「経営者」というキーワードを掲げ講演を行い、自身のこれまでの多様な経験を通じて感じたあるべき経営者像について持論を展開しました。その後、「新時代の経営実践と課題」というテーマに沿って、経営学研究科長の境睦教授、桜美林大学大学院客員教授/ペイ・ガバナンス日本代表取締役である阿部直彦氏、桜美林大学大学院客員教授/ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社システムソリューション事業部長である染宮秀樹氏と共にパネルディスカッションを行いました。

みらかホールディングス代表取締役社長 竹内成和氏

パネルディスカッションの様子

ビジネス科学研究所所長 斎藤隆夫教授

本会を閉会するにあたり、桜美林大学ビジネス科学研究所所長である斎藤隆夫教授は、「本日の講演で話題となっていたコーポレートガバナンスをめぐる諸問題については、経営学研究科MBAプログラムでの起業事業においてもしっかり取り入れていきたい。また、ビジネス科学研究所では、コーポレートガバナンスの中身やその実践の仕方について、研究者、企業の方々、企業に関わる法律会計の専門家の方々のお力を拝借し、実践の中で何が求められるのか、誰が担うのかを議論し、人材育成を行っていくことをテーマとしていきたい」と、今後の教育研究活動への意欲をのぞかせました。

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