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健康福祉学群の学生がサ高住の居住者と交流 異世代とのコミュニケーションを学ぶ

2019/07/08(月)

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桜美林大学健康福祉学群の学生が、授業「福祉マネジメント演習A(対人援助サービス)」(担当:野村知子教授、冨田あすみ助教)で世代の異なる人とのコミュニケ-ションについて学ぶと共に、日本版CCRCについて理解を深めています。

CCRC(Continuing Care Retirement Community)とは・・・米国で普及している高齢者が健康な時から入居し、介護が必要になっても継続的に介護を受けて生活できる高齢者コミュニティ。日本でも政府が「生涯活躍のまち」を目指して「日本版CCRC構想」を掲げ、各地で拠点作りを始めています。

6月17日(月)、履修生が、日本版CCRC構想の概念を取り入れたサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)「桜美林ガーデンヒルズ」を訪問。同施設は、サ高住として、①相談機能、②安否確認システム、③バリアフリー仕様のついた賃貸住宅です。さらに、CCRCとして、①7時30分~19時まで365日利用できるレストラン、②カラオケ・麻雀・卓球等ができる交流棟、③泊まり機能のついたデイサービスが別棟であり、継続して居住できる工夫が随所に施されています。

この日、参加した健康福祉学群の2~4年生約30人は、70~92歳の男女20人ほどの居住者とトランプやボッチャ、麻雀やカラオケなどで交流をはかり、関係を築きました。「居住者の方から積極的に声をかけて頂いたので、話しやすかったです。何よりも居住者の方の笑顔をたくさん見ることができて、嬉しかった」と原田有紀さん(2年)。交流後、学生たちは各々が交流の場面を振り返り、「フィールドノーツ」(実地調査記録)を作成。それを元に全員で話し合い、居住者のことをさらに知るための質問事項を決定しました。

7月1日(月)、チームごとに居住者の部屋を訪れ、インタビューを敢行。「どうして桜美林ガーデンヒルズに住もうと思ったのか」「いつもどのような生活をしているか」など事前に考えた質問内容の他に、施設費用や人生についてなど、1時間の限られた時間の中で、話は多岐に渡りました。「居住者の方は、施設内で過ごすことが多いと思っていましたが、外で積極的に活動している話に驚きました」「施設で仲良く暮らす夫婦の姿を見て、自分もあんな風になりたいと思いました」など、居住者の生活や世代の異なる価値観に触れ、大いなる刺激を受けたようです。

居住者の一人は、「入居を決めた理由の一つに、学生や近隣の人々と交流したいという思いがありました。私たちは普段若い人と交流することがほとんどないので、今回のような機会を頂けて大変嬉しいです」と笑顔で話しました。今後、学生たちはインタビュー内容を考察、「高齢者の方との対話の仕方:授業、桜美林ガーデンヒルズ入居者さん、友人からの学び」と題したレポートを作成し、今回の学びをさらに深めていきます。

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