• HOME
  • ニュース
  • 2018年度
  • 健康福祉学群・田中千晶准教授がリーダーを務める団体が“日本の⼦供・⻘少年の⾝体活動通信簿2018”を発行

健康福祉学群・田中千晶准教授がリーダーを務める団体が“日本の⼦供・⻘少年の⾝体活動通信簿2018”を発行

2018/12/18(火)

  • 大学
  • 健康福祉学群
  • 教育・研究
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
「日本の⼦供・⻘少年の⾝体活動通信簿」を参考に、研究を行う田中ゼミ生たち

桜美林大学健康福祉学群の田中千晶准教授がプロジェクトリーダーを務める団体「Active Healthy Kids Japan (アクティブ ヘルシー キッズ ジャパン)」が「日本の子供・青少年の身体活動通信簿2018」(The 2018 Japan Report Card on Physical Activity for Children and Youth)を発行しました。2016年の初版発行以降、2年ぶりの改訂版となります。

これは、日本における6~17歳の子どもや青少年の身体活動の現状、それを支える社会的環境などの身体活動に影響する要因について、日本を代表するサンプルから得られたデータを収集し、国際的に用いられている枠組みを用いて、等級づけを行いました。政策策定の際に活用したり、家族、学校、地域住民など様々な立場の人が用いることで、我が国における子ども・青少年の身体活動の促進につながることを目的としています。

「日本の⼦供・⻘少年の⾝体活動通信簿2018」

2018年度版は、調査対象国が38カ国から49カ国へと増加。今回の通信簿で、日本はインフラと施策の等級では世界平均を上回っていることがわかりました。特に際立っているのが、子ども・青少年の組織的なスポーツへの参加、活動的な移動手段、学校での体育授業の取り組みです。しかし、日本の子ども・青少年の多くがテレビやスマートフォンに多くの時間を費やしていることが問題点として浮き彫りになっています。なお、各指標の階級の変化を明らかにするために、2020年東京オリンピック・パラリンピック前後に、第三版を発行予定です。

「日本の⼦供・⻘少年の⾝体活動通信簿2018」

「遊び・運動・スポーツ」「健康の維持・増進」などをキーワードに、健康科学分野における基本的な調査・研究を進める田中ゼミ生は、この通信簿の指標を参考に、近隣の小・中学生・高校生約1500人を対象にしたアンケート調査を実施。学生たちは、小学校の教室まで足を運び、児童のアンケート記入も手伝いました。

ゼミ長の五十嵐智哉さん(健康福祉学群3年)は、「日常生活全般の身体活動量」「座位行動」「睡眠」のデータを解析することで、子どもや青少年の生活習慣について調査しています。「公園の減少、スマートフォンやテレビゲームの流行で座位行動が増加し、子どもたちの生活習慣の変化を感じています。研究結果を役立てながら、将来は健康意識を高くもつ人材育成に貢献したい」と話しています。

ページの先頭へ