• HOME
  • ニュース
  • 2021年度
  • 「多摩地域マイクロツーリズムコンテスト」BM学生が「多摩市賞」を受賞!

「多摩地域マイクロツーリズムコンテスト」BM学生が「多摩市賞」を受賞!

2022/03/09(水)

  • 大学
  • ビジネスマネジメント学群
  • お知らせ
  • 教育・研究
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

本学ビジネスマネジメント学群の渡邉康洋教授のゼミに所属する学生グループが「多摩地域マイクロツーリズムコンテスト」で「多摩市賞」を受賞しました。

このコンテストは、新型コロナウイルス感染拡大により、観光事業者や飲食店をはじめとした地域経済が大きな影響を受けていることを踏まえ、マイクロツーリズムを「地元や近隣を含めた広義の観光まちづくり」と定義し、実用可能なマイクロツーリズムプランの構築から、継続性のある地域活性化を目指すもの。今年度のテーマは、郊外住宅地を有する都市における課題を踏まえ、「郊外住宅地型」の観光まちづくりで、多摩市、稲城市に関わるまたは活用される可能性のあるものが条件です。本学から3チームがタマリズム活動支援金審査会(予選会)を通過しており、2月9日(水)に行われた最終審査会に挑みました。

今回「多摩市賞」を受賞したのは『雫のように恋をしよう!女子力UPツアー』を提案したグループ。このツアーは、スタジオジブリのアニメーション映画「耳をすませば」の聖地である聖蹟桜ヶ丘を、女子力アップ・健康・聖地巡礼のテーマで巡る女子旅。アニメツーリズムへの注目の高まりを活かし、映画の舞台となった場所を徒歩と自転車で巡り、アボカド石鹸づくりやオーガニック化粧品づくりが体験できるプランを企画しました。地域資源を活用することですぐに実施可能でありつつも、若者目線を大事にすることにこだわり、今までにない聖地巡礼プランにしました。

審査会を通過後、実際に企画したツアーが実現可能であるかを検証するためのモニターツアーを実施。集客に特に苦戦した同グループは、SNSでの情報発信やキャンパス内のディスプレイ広告の掲示など広報活動に力を入れました。当日は、時間配分に課題を感じたとのことで、同グループの鈴木かのんさんは「歩くペースが人によって違う点など、細かな部分も考慮して旅行会社はツアーを組んでいるのだと身をもって実感した。理想を実現させる難しさを感じるとともに、学生だけでは経験できないことを経験できたことは、今後さまざまなことに挑戦する上で貴重な経験となった」と話しました。また奥田ひかりさんは「知らない人たちに自分たちの企画を届けられたことに達成感を感じた。また地域の活性化には単発の企画だけではなく、継続してサポートすることがとても重要になってくると実感したので、今後の活動にも意欲的に取り組みたいと思う」と笑顔をみせました。

最終審査会では、多摩市内の企業、団体、行政から多くの方が参加し、その中でプレゼンテーションを行いました。矢田春華さんは「会場が広く、参加者も多い中での発表はとても緊張した。しかし、1年間このメンバーで全力で取り組んできて、この審査会のために何度も発表の練習を繰り返してきた。本番は思い通りの発表ができて本当に良かった。このプロジェクトに参加することで、誰のために何を届けるのか、世の中が求めていることを追求して、チームの仲間と1つの形にできたことは大学での学びの財産になった」と話しました。

同チームは賞の受賞だけでなく、協力したいチームに企業から送られる「金シート」を2社から受け、今後は企業と連携してツアーの事業化に挑戦します。
同グループのリーダーを務めた菊池さやかさんは「1年間の取り組みが多摩市賞という形で評価され、とても嬉しかった。実際に企画として実現できる貴重な機会をいただけたこと、プロジェクトに挑戦するにあたりさまざまなサポートをしてくださった多方面の皆さまに心から感謝している。この経験を活かして、ここからは実現に向けて企業様と連携していきます」と意気込みを語りました。

ページの先頭へ