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北京大学との学術シンポジウム「コロナ禍中の日中の文化、経済と政治の交流」を開催

2021/12/13(月)

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小池一夫 桜美林学園理事長

12月11日(土)、桜美林大学と北京大学において学術シンポジウムがオンラインで開催されました。このシンポジウムは、北京大学創立100周年を記念して、1998年に本学と共同で開催された日中関係国際シンボシウム「二十一世紀に向けて、日中関係史を展望」から19回目を数えるものです。

桜美林学園創立100周年の開催となる今回は、このシンポジウムの企画者であり、2020年に急逝した佐藤東洋士桜美林学園元理事長追悼記念とし、開会の挨拶では、小池一夫桜美林学園理事長と呉志攀元北京大学常務副学長が佐藤元理事長の残した数々の功績や思い出を振り返り、追悼の意を表しました。

呉志攀 元北京大学常務副学長

今回のシンポジウムのテーマは「コロナ禍中の日中の文化、経済と政治の交流」。
第一部「コロナ禍中の日中文化交流」では、北京大学日本研究センター主任の初暁波教授が「コロナ禍の中の中日文化交流」、本学の張利利教授が「日本独特の文化から見る中日文化の交流について—「漢字文化」と「留学文化」を通して—」を発表。第二部「コロナ禍中の日中経済交流」では、北京大学国際関係学院の董昭華副教授による「コロナ禍中の東アジアの産業チェーンおよび中日経済貿易関係」、本学の金山権名誉教授による「ポスト・コロナ時代における日・中経済協力」を発表。
そして、最後となる第三部「コロナ禍中の日中政治交流と日中関係」では、北京大学国際関係学院の梁雲祥教授により「コロナ禍が日本社会における中国の国家イメージおよび中日関係に与える影響」、本学大学院の雷海涛教授により「経済交流から見た日中両国関係の展望」の発表がありました。

畑山学長の閉会の挨拶

閉会式で、本学の畑山浩昭学長は「コロナ禍にはプラスの面もある。コロナ禍とIT革命により、「人間らしさとは何か」にたどり着いた。これまでの歴史認識や文化の違いではなく、同じ土俵で、同じ人間として、未来志向の議論をこれからやっていけることを確信した。この新たな変化についても継続して議論し、新しい世代に引き継ぐことが我々の使命」、李寒梅北京大学アジア太平洋研究院院長は「充実した内容で大きな成果を得ることができた。我々は日頃から日中は経済関係が基本であるといっており、それを裏付けるように、日中の経済関係の重要性がより明らかになった。中国と日本の歴史は交流の歴史。北京大学と桜美林大学との歴史も同じであり、このシンポジウムは日中間の歴史の交流の場。長きにわたるこの交流は失われることがないでしょう」と挨拶。

今回のシンポジウムは、日中関係の3つの視点から考察し、質の高い議論がなされ、日中関係における新たな気付きと、その重要性を再認識する機会となりました。

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