「遊団地かるた」アートを通じて地域とのつながりを

2021/06/03(木)

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5月29日から6月7日まで、本学芸術文化学群の学生たち(はやおサークル)が制作に携わった「遊団地(ゆうだんち)かるた」の展示が東京ひなたやまキャンパスで行われています。このかるたは、町田木曽団地の魅力や歴史、生活など、団地のリアルな「日常と今」を詰め込んだもの。一般公募で集まった299通の中から厳選された46句の読み札と、町田所縁のアーティストをはじめ、町田の学生や、団地に住む大人から子どもまでが書いた絵札。本学の学生が書いた絵札は、町田パリオ(主催)様のご厚意で大きなパネルで展示されています。

遊団地とは、2018年より「団地で遊ぼう!団地を知ろう!」をテーマに、団地の特性や暮らしている人達との交流を大切にしながら、団地の新たな魅力をアートを通して発信するイベントなどを開催している団体です。はやおサークルは例年、団地で行われるお祭りのスタッフ業務や看板づくりを担当するなどの交流があり、今回の依頼を受けることとなりました。

井伊すみれさん(芸術文化学群ビジュアル・アーツ専修3年)が代表となって、初めての活動となった今回のかるたづくり。「しっかりしなきゃ」と緊張しつつも、「新しい取り組みが始まる」とわくわくしながら意気込んだといいます。依頼があったのは9枚。絵を描く前に、団地のリサーチを行いました。山崎団地周辺を実際に歩いてみたり、商店街で販売されているハムカツを食べたり、実際に自分たちの目で見て、体で感じた上で、自分の担当する絵札を決めたそうです。
「ん~最高!住みよい街だね町田木曽団地」の絵札を担当した竹下啓太さん(芸術文化学群ビジュアル・アーツ専修3年)は、「リサーチすればするほど、知らなかった団地の良さを見つけ、最終的にこの団地の総括となる絵札を書きたい」と思い、この札を選択。

今回参加してみて井伊さんは、「はやおサークルは、相模原市や町田市とアートを通じた地域活動を行っている団体。自分の通う大学の周辺地域を知る機会になるだけでなく、周辺の方々に自分たちの活動を知ってもらう機会となり嬉しかった。今回は依頼を受ける形だったが、今後は自らも積極的に関わり、様々な活動でつながった周辺地域の方々とのご縁を大切にしていきたい」と意気込みを語りました。
竹下さんは「書く前と書いたあとでは、団地に抱く思いが変わった。昨年からコロナ禍でイベント等が相次いで中止となり、団地と繋がる機会が少なかったが、今回のかるたの作成でやっと近づけた感じがした」と嬉しそうに話しました。

かるたは市内数か所で順次展示しています。東京ひなたやまキャンパスでの展示は、学内関係者のみの限定公開でしたが、今後は町田市立中央図書館や和光大学ポプリホール鶴川の展示を予定しています。ぜひお立ち寄りください。

主催:町田パリオ

【今後のスケジュール】
町田市立中央図書館:6月8日(火)~20日(日)
和光大学ポプリホール鶴川:6月9日(水)~15日(火)

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