
The Legitimatization of Silence: Engaging with Buraku Issues in Contemporary Japan
私たちはどのようにして何について話すか、沈黙するかを決めますか?
被差別部落出身者の事例から、沈黙はどのように存在し、被差別部落出身者の経験はどのように個人および社会レベルで作られ、広がるのかについて考察します。
この講演では、二つの公立中学校での調査を含む10年以上の長期的な民族研究に基づいて、被差別部落出身の青年たち40人の経験をお伝えします。
それぞれの地域での部落解放運動は、彼らの価値観の形成と、異なる背景の中で彼らがどのように自己表現するのかに影響を与えたと考えます。さらに、その地域のしきたりに従った上で「話すのか」「沈黙するのか」という二つの対照的な行動を検証します。
最後に、若者の行動がどのように日本の被差別部落における沈黙を意図的、また、非意図的に作り出すかについてお話します。
講師:クリストファー・ボンディー(国際基督教大学 教養学部 アーツ・サイエンス学科准教授)
1991-1992:RJ学生として桜美林大学へ留学
1992:ノース・カロライナ大学シャーロット校 学士(地理学)
1997:ハワイ大学マノア校 修士(社会学)
2000-2001:アメリカ・カナダ大学連合日本研究センター
2005:ハワイ大学マノア校 博士(社会学)
2006-2007:ハーバード大学ライシャワー研究所客員研究員
2007-2010:デポー大学専任講師
2010-2012:東京大学大学院教育学研究科客員教授
2012-現在:国際基督教大学 教養学部 アーツ・サイエンス学科 准教授
著書にVoice, Silence and Self: Negotiations of Buraku Identity (Harvard University Press, 2015)
日時 | 2016年11月25日(金)16:10~17:40 |
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場所 | 町田キャンパス 明々館A204 |
申込み | 不要 |
その他 | 使用言語:英語(質疑応答は日本語も可) |
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