心理学実践研究学位プログラムポジティブ心理分野Positive psychology

時代が注目する
ポジティブ心理分野

ポジティブ心理学は、「人や集団、組織が最適に機能し、繁栄に至る条件や過程を明らかにする学問」として医療やビジネスをはじめ多くの分野で世界的にその活用が期待されています。
本邦初となるポジティブ心理分野の学位プログラムでは、介入実践の基盤となる社会的スキル訓練や認知行動療法、動機づけ面接法、コーチングなどの基本的な心理技法を修得。人間のポジティブな側面に着目した研究を発展させるうえで求められる分析能力、プレゼンテーション能力、情報収集能力など、高度な研究能力を培うことができます。また、心理技法と合わせてタッチングなどの身体的介入技法や生理指標を用いた心身の健康へのアプローチを学習することで、包括的なスキルを身につけることができます。
医療、福祉、教育、ビジネス領域での実践経験を有する教員による現場に則した指導を受けることができ、専門健康心理士や公認心理師の受験資格取得も可能です

他領域との融合で深化する学び

学位プログラム制導入によって、旧来の研究科制よりも他のプログラムを併せて履修することが容易になり、心理学を基盤としながら他領域の学びを融合した、幅広く発展的な学びが可能になりました。また、高度な専門的職業人育成と研究者養成の２つのパスが可能となる研究指導を受けることができ、ポジティブ心理学を基盤としながら志向する職業分野あるいは研究分野の専門性を高めることができます。
さらに、個人だけでなく組織や地域社会を対象にポジティブ心理学とコーチング心理学を融合したポジティブ介入を立案、実施、効果検証する力を養います。加えて、グローバルに発展しているポジティブ心理学研究の最新の知見を得るために、ポジティブ心理学やコーチング心理学のカリキュラムを設置している海外大学院の講師による講演やワークショップを通して、最新の研究・実践動向を学ぶ機会もあります。

日本健康心理学会認定［専門健康心理士］に対応

「専門健康心理士」の受験資格の取得が可能です。「専門健康心理士」が関わる領域は、学校における健康生活に関する知識や態度能力の養成、地域住民の健康管理と増進・疾病予防、労働者のストレスマネジメント、患者心理への適切な対応、児童、高齢者、障害者福祉での健康指導などさまざまです。現場実習を通してこれらの領域における支援の実践を学びます。

国家資格［公認心理師］に対応

学士課程の公認心理師カリキュラムを履修済みで、入学後一定の条件を満たし、所定科目を履修すれば受験資格が取得できます。公認心理師用の実習は、厚生労働省が定める保健医療、福祉、教育、司法・犯罪、産業・労働の５分野のうち、必修である保健医療を含む３分野に関する外部施設を主として行います。ポジティブ心理分野の公認心理師カリキュラムでは、個人やその関係者への心理的支援だけでなく、心の健康に関する予防を重視した集団教育の実践力も育成します。

基本情報

ポジティブ心理分野ならではの「学び」