心理学実践研究学位プログラム臨床心理分野Clinical psychology

博士前期課程

専門家による指導で
社会の多様化に対応

現代の加速度的に多様化する問題に向き合うために、精神医療現場における当事者家族支援、自然災害や感染症拡大などに伴って必要とされる地域災害支援、子どもたちの学校適応への支援、働く人々の健康やキャリアの支援などで第一線に立つ専門家が実践と研究を推進しながら教育に携わっています。また、特定の技法アプローチのみを推奨せず、クライエントを中心にした統合的立場を大切にし、様々な心理技法を尊重した教育を行います。 最も大切な臨床的態度を身につけるため、実習では丁寧な個別指導を重視し、社会性と個性を育みます。ゼミ単位の緊密な教育と、ゼミにとらわれずに全スタッフが協力して全院生を育てる風通しの良い雰囲気の中、講義/演習・研究指導・実習が行われています。

修了後の進路

医療(精神科、心療内科、小児科)・教育(学校、児童相談所、教育相談所、大学学生相談室)・産業(企業相談室・EAP)・福祉(子育て支援センター、高齢者・母子・児童・障がい者対象の福祉施設)等の「公認心理師」及び「臨床心理士」

獲得できるスキル・資格

資格取得
● 臨床心理士 ● 公認心理師
心理検査、認知行動療法、遊戯療法、力動的な
心理療法、統合的な考え方、自己マネージメント力、学校支援、災害支援、キャリア支援 等

実践的なスキルを獲得する実習

実習で得られる経験・学修はその後のその人を方向づけ、支える、かけがえのないものです。
内部実習では大学構内の臨床心理センターで実際に心理面接や心理検査を担当します。担当ケースごとにスーパーバイザーがつき、個別指導を受けながら臨床家としての態度や技法を身につけていきます。心理面接を中心に各院生が複数のケースを継続して担当することで実践経験を積んでいきます。
外部実習では、公認心理師の職域5領域のうち医療機関を含めた3か所で、現場の心理職など指導者のもとで実践的に学びます。複数の領域における異なる対象の現場や専門家との出会いを通して視野や関心が広がり、大きな成長の機会となります。
他にも面接体験や心理検査体験とフィードバック、自由な学修セッションにより、各自の関心を発展させます。例えば多彩な専門領域のスーパーバイザーから、各種心理技法、知能検査、性格検査、ロールシャッハテスト、各種投影法、各種質問紙検査などを学ぶ機会も用意しています。

公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会認定「臨床心理士」に対応

公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会から臨床心理士養成に関する「第1種指定大学院」の認可を受けているため、所定科目を履修して修了すると同協会の認定資格である「臨床心理士」取得のための受験資格が得られます。

国家資格[公認心理師]に対応

また、国家資格である「公認心理師」についても大学院における対応カリキュラムを整備してあります。 公認心理師資格取得にあたって、大学の学部(学群)で「大学における必要な科目」を履修している場合は「公認心理師」「臨床心理士」両方の取得のための受験資格が得られます

基本情報

臨床心理分野ならではの「学び」

  • 経験豊かで多彩なスタッフがチームワークで行う丁寧かつ実践的な指導
  • 腕試しとしての模擬試験の実施で資格試験も取り上げながら学びの定着と集大成を促す授業も実施
  • 修了後には二次面接試験の準備サポートの機会などを確保
  • 院生一人ひとりの個性と課題を大切にした丁寧な実習指導

入試・入学関連情報

国際学術研究科 国際学術専攻

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