統合領域/多文化共生プログラム

多文化共生プログラム

授業紹介

多言語交流演習

さまざまな言語・文化を背景とする学生が異文化間コミュニケーションについて共に考え、体験を通して学びます。互いの言語を教え合う「言語の交換教授」をはじめ多くのグループ活動を通して視野を広げ、普段なにげなく使っていることばや言語以外の要素の果たす役割、コミュニケーションの方法を意識化します。多文化共生社会で必要となる能力の基礎を身につけることも目的の一つです。履修者の日本語レベルが多岐にわたるため、授業は基本的に日本語と英語で行います。

専攻演習I&II

本演習では、文化的、言語的に多様な背景をもつ子どもの学びを支えるサービスラーニング(SL)活動を地域日本語教室や小学校国際教室等で行います。授業では、日本語教育やSLに関する文献を講読し、現場での体験に照らして議論することで多様性への理解を深め、批判的思考力や具体的な支援方法を身につけます。子どもを支える多様な他者(地域団体や学校関係者、保護者等)と関わりながら社会課題に取り組むことで、多文化共生の地域づくりを考えていきます。

先輩たちからのメッセージ

多文化共生×社会学

私は日本生まれ日本育ちのベトナム人です。私の通っていた小学校はクラスの半数が外国人で、多文化共生に力を入れていた小学校でした。その影響で多様な文化に触れ、様々な視点から物事を考えられるようになりました。しかし、今の日本は異なる国や文化にまだ対応できていないと思います。多文化共生をメジャーとすることで、多様な文化背景を持った人々について学び、他者とのより良い関わり方を考えていきたいです。また社会学をマイナーとすることで、私達が生きている社会の仕組みを知り、多文化共生社会の実現に向けて何ができるのか学んでいきたいです。

ダン スアン キェウ チャウ
メジャー:多文化共生 マイナー:社会学

多文化共生×コミュニケーション学、心理学

多文化共生をメジャーにした理由は、マジョリティ、マイノリティの立場の人にとっても平等で平和な共生社会を作りたいと考えているからです。プログラムでは、社会で理不尽に傷つけられている人たち、様々な文化社会的背景にある人たちのことを理解し、また共生に近づくためにはコミュニケーションが重要であることを学んできました。マイナーに選んだコミュニケーション学と心理学は、多文化共生を目指す上で重要な学びであると考えたからです。 将来は、日本が笑顔のある共生社会に近づくための手助けをする職に就きたいと思っています。 

鍛代 舞子
メジャー:多文化共生 マイナー:コミュニケーション学、心理学 

多文化共生×社会学

入学当初は何を専攻に学びたいかははっきりと決まっていませんでしたが、多文化共生や社会学の授業を受ける中で、ジェンダーや家族間の関わり方など、身近な課題に気づき、多文化共生をメジャーにしました。マイナーで社会学を学ぶことによって人間社会の秩序を詳しく知り、多文化共生への課題を解決していきたいと思いました。 中でも「ジェンダーに対する偏見の目」を変えていけるようにしたいです。リベラルアーツ学群では様々な領域から科目を学び、メジャーマイナーを組み合わせられます。時間をかけて、自分の学びを探してください。

福永 日菜美
メジャー:多文化共生 マイナー:社会学 

※上記「先輩たちからのメッセージ」内に記載のあるメジャー・マイナーについては、取材当時の内容となります。

卒業後の進路/取得できる資格・免許

関連情報

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