
全国の主要な新聞社、テレビ局、通信社で構成する日本記者クラブの会報にリベラルアーツ学群の塚本壮一教授(メディア・ジャーナリズム プログラム)がコラムを寄稿しました。
塚本教授は、NHK記者として長く朝鮮半島報道に従事し、史上初の日朝首脳会談を北朝鮮の首都・ピョンヤンで取材するなど、豊富な現地取材経験があります。コラムは北朝鮮での実体験を記したもので、北朝鮮当局者との駆け引きや、動静が途絶えた幹部に関する重要な情報を聞き出したこと、最高指導者の金正恩(キム・ジョンウン)氏が初めて演説した際に人々が見せた戸惑いなど、知られざるエピソードを明らかにしています。さらに、北朝鮮とロシア・中国との関係強化など最新の情勢について、独自に行ったテキスト分析の結果も加えています。
日本記者クラブは非営利の独立組織で、重要な記者会見が開かれ、9月の自民党総裁選挙でも立候補者討論会が開催されました。ニュースの発信拠点となっているだけでなく、若手記者を対象とした研修会が定期的に開かれるなど、日本におけるメディア・ジャーナリズムの重要な役割を担っています。
『日本記者クラブ会報』(2025年10月号)
コラム〈書いた話 書かなかった話〉
「拉致事件を巡り論争 / 北朝鮮幹部の消息は書けず」
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