
広告・マーケティングを研究するビジネスマネジメント学群の西山守ゼミでは、5月7日(水)にトレンダーズ株式会社に勤務されながら、ライター、WEBマガジン編集者としてご活躍中の霜田明寛さんを講師にお招きし、講演会を実施しました。
霜田さんは大学1年生の頃にジャニーズJr.のオーディションを受けた経験もあり、『ジャニーズは努力が9割』(新潮新書)、『夢物語は終わらない ~影と光の”ジャニーズ”論~』(文芸春秋)の著作もあります。
今回の講演では霜田さんご自身の経験、ジャニーズ事務所やタレントの調査、執筆活動から得られた、マーケティング戦略やセルフプロデュースのあり方についてお話いただきました。
講演の中で印象的だったのは、霜田さんが20歳の頃、元男闘呼組メンバー(当時)の岡本健一さんと舞台で一緒になった際に、ジャニーズJr.になりたいことを伝えたところ、「努力できる?」と問われたというエピソードです。
この一言は、華やかに見える芸能界でも、日々の努力と戦略的なブランディングがあってこそ成功できるという現実を突きつけていると感じました。
その他にも、成功したタレントの事例から彼らが成功するためにどのように目標設定をして、どのような戦略を取り、どのように努力をしてきたかについて詳しくお話いただきました。
それは、マーケティングの基本プロセス(市場調査→商品開発→プロモーション)というプロセスともつながるものであり、自己分析を通じて自分の強みを可視化し、志望企業のニーズとマッチさせて発信する就職活動ともつながる話だと実感しました。
霜田さんの講演を通じて、具体的な事例からブランディングやマーケティングを捉え直すことができたのと同時に、私たち自身が“自分自身のマーケター”になる必要があることも学びました。
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