大自然に囲まれた白馬シーズンスポーツキャンパスを活用

2023/11/30(木)

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~新たな演習科目の開発に向けたトライアル~

桜美林大学白馬シーズンスポーツキャンパス

町田をはじめ、関東の様々な場所にキャンパスがある本学ですが、長野県にもキャンパスがあることをご存じでしょうか。
長野県北部の大自然と山岳美が楽しめる白馬山麓(標高約850m)に、桜美林大学白馬シーズンスポーツキャンパスがあります。この施設では大自然を満喫しながら、様々なアクティビティを体験でき、周囲には豊富な温泉施設や美術館、オリンピック会場などがあり、たくさんの魅力で溢れています。

ビジネスマネジメント学群の「ビジネス演習(エンタテインメント)」の履修者(山口ゼミ・戸崎ゼミ)および谷ゼミ夏季合宿の合同活動として、この魅力あふれる白馬キャンパスを活用したアウトドアレジャーの研究プロジェクトが発足しました。
このプロジェクトは、アウトドアレジャーをテーマとして、白馬シーズンスポーツキャンパスを有効活用し、桜美林大学の学生・教員・職員の交流促進と、このキャンパス設置地域における桜美林大学のプレゼンスの向上を目的とします。

この活動によって、地元の企業等と地域活性化素材やプログラムの組み合わせを検討することが可能となり、2024年度春学期にアウトドアレジャーの新領域として、地域を活性化させるキャンプのチカラに注目した実習「ビジネス演習(キャンプビジネス)」を実施することが決定しました。

インストラクト通りにSnow Peak社製のテントを協力して組み立てる

ここに至る経緯として、2023年度春学期から新宿キャンパス内でもカフェスペース、中庭、更にはメタバース空間でもテントを立てたり、キャンピングギアの使用方法を調査したり、アウトドアレンジャー事業の実例を研究し、準備を行ってきました。
学内での準備や実習を終えて、夏休みに入ってから7月24日から27日に桜美林学園 事業開発部の協力を得て、現地合同トライアルが行われました。

現地での初日は各々で高速バスや鉄道を利用して白馬駅へ集合し、白馬シーズンスポーツキャンパスへ向かいました。そこで実際にキャンパスを見学したり、グループに分かれてキャンピングの計画を確認したりして、翌日に備えました。

2日目の午前は、白馬岩岳マウンテンリゾートやスノーピークランドステーション白馬などの現地企業が運営している施設の見学をしました。午後には、メインイベントのSnow Peak社によるキャンピング講習が行われました。

講習の内容は、風に飛ばされにくいテントの立て方や、二人でも立てられるタープの立て方といったキャンピング用品の扱い方、そしてBBQで使用する火おこしの方法や火加減調節のレクチャーを受け、夕食時は実際に各ゼミのグループに分かれて食事を用意しました。実際の野外活動を通して白馬シーズンスポーツキャンパスの魅力を体感すると同時に、キャンプビジネスを考える上で、顧客視点に立った新たな経験をすることが出来ました。

3日目は最終日の発表会に向けた打合せを行い、地域におけるキャンプビジネスの現状分析や調理実習等の実体験を基にした今後の新しいビジネスの可能性を模索しました。自分たち自身で実際に体験することで、想定通りにはいかないポイントや、様々な使用場面を想定することができ、改善点の発見につながりました。やはり、実際に体験することで、新ビジネスプランの確度を向上させることができたのではないかと強く感じました。

学生が組み立てたタープ

レクチャーを受けて火起こししたBBQ

各グループで考案したビジネスプランを発表

そして4日目、最終日を迎え、この日は各グループから学生が考案したキャンプの新ビジネスプランのプレゼンテーションを行いました。学生視点でのSnow Peak社様のハイエンドなキャンピングギアの若年層向けプロモーションや、新しいターゲット層に対するキャンプ体験のDX化などの新ビジネス等、ゼミごとに4つのグループに分かれて、考案した内容を発表し、Snow Peak社、株式会社NTTデータ社の方からのご講評をいただきました。

今回のプロジェクト参加メンバー

4日間の現地トライアルに実際に参加した学生からは、「慣れない野外での活動はとても難しいものだったが、とても新鮮で楽しい時間が過ごせた」、「この体験を通して様々な過程が複雑に重なっている中で優先順位を立てて効率良く動くことの大切さなどに気づくことができ、実りある時間になった」といった声が出ていました。

今回のプロジェクトを通して、新たなキャンプビジネスの手法を企画したり、魅力的な白馬キャンパスをより多くの方に認知していただく方法を考えたりすることを通じて様々な学びを得ることができました。ここで得られた様々な経験を、これから桜美林大学での活動や学業に生かしていきたいと考えています。

記事:八木橋あおい/堀内雅斗(ビジネスマネジメント学群 3年)



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