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文房具メーカーのリアルなマーケティングを体験! 三菱鉛筆株式会社×BM学群専攻演習の取組み

2022/08/23(火)

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三菱鉛筆株式会社(以下、三菱鉛筆社)との連携によるプロジェクト体験型学習(PBL)が行われました。このPBLは、経営・マーケティングを研究している「専攻演習(下島康史ゼミ)」による取組みで、4月初旬のキックオフミーティングを皮切りに、約4ヶ月にわたる学習でした。下島ゼミでは、マーケティングの理論学習後に、その応用学習としてPBLに取組みます。今回はそのPBLとして、三菱鉛筆社と連携させていただきました。
キックオフミーティングでは、三菱鉛筆社の歴史、企業理念、事業・商品概要他の講義を受講後、「三菱鉛筆社のシャープペンシル『クルトガ』の次期プロモーション企画の具体提案」というPBLミッションが提示されました。

ゼミメンバーは3チームに分かれ、①現状分析、②課題抽出、③解決策仮説導出、④具体案立案のフェーズごと、三菱鉛筆社商品開発部の皆様の指導を受けながら、「売り場の観察調査」「消費者への質的・量的調査」等を実施し、分析議論し、学習を進めていきました。またそのプロセスにおいては、リアルなPOSデータ(販売実績データ)を開示していただいた他、各種調査のノウハウや資料作成・プレゼンの技法まで丁寧に指導していただき、まさにリアルなマーケティングを体験させていただきました。

そして7月20日に三菱鉛筆社本社にて、最終プレゼンテーションの機会をいただきました。マーケティングの最前線で活躍する商品開発部の皆様を前に、学生達は今までにない緊張を経験しました。発表を進めていく中で、学生ならではの視点、着眼点を評価していただき、満面の笑みを浮かべる学生がいました。また、提案内容に調査の裏付けがあることを評価していただき、調査の苦労を思い出し、目を潤ませる学生もいました。
しかし他方で、「発想はユニークで面白いけれど、実際のビジネスではもう一捻りフックが必要」「〇〇については、我々も共通の認識を持っていますが、一番難しいのはここから先で、これを具体的にどう表現するか?・・・」と、プロのマーケター目線の貴重なアドバイスを多くいただきました。

学生達に感想をたずねると、「商品開発部の皆さんの文房具商品づくりにかける情熱を感じた」「華やかにみえる企画・商品開発のお仕事は、むしろひたむきな地道な努力が必要なのだと実感した」等のコメントがありました。
この4ヶ月のPBLを通して、学生達は大きく成長することができました。あらためまして、三菱鉛筆社の皆様をはじめ、本PBLにご理解とご協力を賜りました皆様に御礼申し上げます。

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