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「多摩地域マイクロツーリズムコンテスト」BM学生チームの2案が審査会を通過!最終審査会に挑みます

2022/08/29(月)

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本学ビジネスマネジメント学群渡邉康洋教授のゼミに所属する学生グループが応募した「多摩地域マイクロツーリズムコンテスト」で、2案が活動支援金審査会を通過し、12月に行われる最終審査会に挑みます。
このコンテストは、コロナ禍の長期化により観光・宿泊業をはじめ地域経済が大きな影響を受けていることを踏まえ、地元の魅力を再発見するなど、継続性のある地域活性化を目指して官民学連携で実施する、都内初のプロジェクト。本プロジェクトでは、大学生等を対象に、郊外住宅地を有する都市における課題を踏まえたマイクロツーリズムのアイディア企画を公募し、自治体・観光協会・地元事業者と連携しながら事業を構築、次年度以降の実用化を目指します。

今年度は八王子市と日野市が新たに対象エリアに加わり、Withコロナにおける域内観光の活性化を目指すコンテストとして開催されました。
学生たちは5月に行われた事前説明会に参加しエントリー。7月9日(土)に行われた審査会でプレゼンテーションを行い、提案した2案が審査を通過、活動支給金10万円を獲得しました。自治体や観光協会、企業の方々との交流の場として実施されたマッチング会にも参加し、企画の実現性を高めるためのヒントを得ました。

審査を通過した提案は、以下の2つです。
①都内で発見!こんなところで隠れ修行?!八王子で行く厄払い&開運ツアー(八王子市)
②東京フルーツランド!日野で季節のフルーツ頬張りツアー(日野市)

学生たちは「まさか高尾山に滝行ができる場所があるなんて」「日野市でフルーツが獲れるイメージはあまりないよね」といった、調べて知ったその地域にあるものを観光資源として活用することに。志茂優月さん(3年)は「滝行体験やフルーツ狩りは、他のツアーでも体験できる。『このツアーだから行きたい』と思ってもらうための、他との差別化に苦労した」と話しました。

①のツアーは、厄払いと開運アップを目的としたツアー。近年厄払いや願掛けを目的とした修行ツアーが増えていることから、あえてニッチな層をターゲットにすることで、新たな観光の形が創れるのではないかと考え、八王子市にあるパワースポットや座禅体験ができるお寺を巡るツアーを企画しました。

②のツアーは、日野市で採れるフルーツを堪能するツアー。ヤングファミリーが対象で、フルーツ狩りを楽しむだけでなく、フルーツの廃棄部分でTシャツを染めるフルーツ染めの体験や、日野市内にある多摩動物園を訪れ、動物が食べているフルーツの紹介や廃棄部分でエサづくりを体験します。小川葉月さん(3年)は「参加しやすい価格帯のツアーの中で、どのように利益を出すかを考えるのが難しかった」と話しました。

早川周佑さん(3年)は「タイトなスケジュールの中で2つのツアーを組むことは思った以上に大変で、モチベーションを保つことが難しかった。みんなで楽しみながらできたのでここまでこれたと感じている」と話しました。

審査会当日は朝早くから学校に集まり、ぎりぎりまで準備を行いました。企業の人の前で発表することに緊張したと口をそろえる一方、リーダーの石田彩乃さん(3年)は「思っていた以上に良い反応をいただけ、その後のモチベーションにつながった。より自分たちのツアーに誇りを持って提案できるようになった」と自信をみせました。
渡邉ゼミのゼミ長を務める笛田菜々美さん(3年)は「審査会の合格通知がきたとき、ゼミ生の仲間がみんなで喜んでくれた。応援してくれている仲間のためにも、ツアープランニング研究室としてのプライドを持って賞を勝ち取りにいきたい」と意気込みを語り、小川さんは「渡邉先生が今年度で定年退職されるので、最後のゼミ生として1番良い賞を渡したい」と笑顔をみせました。

学生たちは支給された給付金を用いて、今後実証実験(フィールドワーク)を行います。最終審査会(ドラフト会議)は12月17日に開催されます。

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