航空・マネジメント学群 教員紹介

石川 秀和
経歴/防衛大学校を1978年に卒業し航空自衛隊に入隊。1990年に防衛庁から運輸省航空大学校へ移り、1992年から航空局で約19年間航空従事者試験官、運航審査官、飛行検査官を歴任。2011年に独立行政法人航空大学校に戻り2014年に同校教頭に就任。2016年4月現職。
私の今までの経験を生かして全力でサポート
航空輸送における旅客機の運航と空港の運営は操縦、管制、整備、運航管理、空港管理などに従事する高いスキルのプロフェッショナルたちが中核となり有機的に複合的に関わり合いながら機能して成り立っています。これらの専門職を志す若者たちがひとつのキャンパスに集い学修して未来の航空界の発展と充実を目指します。1年時にはコースを隔てず同じクラスルームで学修し航空に関する基本知識の定着を目指します。2年次以降はそれぞれのコースに分かれて学修し各分野に進むための専門的な知識を習得しつつ、プロフェッショナルとしてのポテンシャルの拡充を目指します。ここ多摩キャンパスの学舎で肩を並べて共に勉学にはげんだ学友が航空の世界に進み、異なる職種間の連携をより緊密に結んでいくでしょう。航空・マネジメント学類は航空界のCRMの出発点となることを目指していきます。
神戸 清行
経歴/早稲田大学理工学部卒業後、日本航空に38年間在籍。整備本部の現業部門で一等航空整備士の資格を取得、その後、米国シアトルにあるボーイング社に出向し、B777を開発。航空機整備とジェットエンジン整備の技術や生産管理のグループ長、航空機整備事業部の副事業部長、品質保証部長、整備企画部長、関連会社社長などを歴任。桜美林大学客員教授を経て現職に。
皆さんの能力を発掘し、伸ばす!
皆さんのような若い人材は、潜在的に人それぞれ、いろいろな可能性のある能力を持っています。教育や訓練とは、その能力を引き出し、さらに発展させることだと思います。学ぶ努力を続ければ、必ず自身の成長につながり、社会に貢献できる人材に成長します。航空運送事業の仕事は、人の命を預かる仕事です。継続的に安全であること!が基本です。安全意識を持った、心・身とも優れた社会人になることを目指して下さい。共にがんばりましょう。
狭間 達也
経歴/1976年に航空管制官として発令され、八尾、大阪、関西、神戸、福岡、羽田の各空港及び那覇航空交通管制部に勤務する。関西空港(株)では運用管理業務を行う。関西空港開港、神戸空港開港、羽田空港新D滑走路・国際線ターミナル供用、成田・羽田ターミナルレーダー管制業務統合に携わる。仙台空港では先任航空管制官として震災復興に携わり、福岡航空交通管制部先任航空管制官、航空交通管理センター先任航空交通管理管制官、航空保安大学校教頭を最後に退官。退官後、空港民営化、無人航空機、次世代管制システム関連のコンサルタントを行う。
航空管制の知識を生かして未来を切り開いて下さい。
将来、航空輸送の世界にはまだまだ可能性があります。近年、経済産業省、総務省でも開発に力点が置かれている「空の産業革命」と言われている無人航空機、空飛ぶクルマ等の開発も活発化しています。 航空機の運航では、UPR(User Preferred Route)、TBO (Trajectory Based Operation)、FF-ICE( Flight and Flow - Information for a Collaborative Environment)等、次世代の航空交通システムの構築が進められています。 現在、空港においても民営化による効率的運用による空港運用能力の改善が進められ、 そこで、重要になるのが空(空域)の知識と航空機運航の知識を持った人材です。言い換えれば、それは、管制の知識を持った人材です。まだまだ無限の可能性があります。4年間で、貴重で希少な知識を習得して下さい。
井ノ口 寛
経歴/早稲田大学商学部卒業。東京航空交通管制部および成田空港で航空管制官として勤務。国際民間航空機関(ICAO)事務局本部(モントリオール)とアジア太平洋地域事務所(バンコク)で勤務後、航空局において国際分野の企画・運用・交渉等に従事。国際協力機構(JICA)の専門家として、ベトナムで航空人材育成プロジェクトを推進。中部国際空港長を最後に2021年、国土交通省を退職。2022年1月から現職。技術士(航空・宇宙部門)
ここでしか学べないソラがある
桜美林大学では、航空機の操縦や管理技術、空港運営の管理、航空管制の4つの分野を横断的に学びます。これを礎とした上に、自分で専攻分野を選び、探求することで高度な専門性を身に着けた航空人になることができます。基礎から応用までの過程で、これはと思う「自分のソラ」を見つけて、グローバルに活躍したいと思うみなさんを応援します。
谷口 安弘
経歴/1979年に航空管制官として、羽田空港などの管制現場業務に従事した後、国交省航空局管制課管制調査官として羽田空港D滑走路や成田空港B滑走路の延伸後の運用方式・発着枠の策定などに携わる。2009年以降は熊本・那覇空港及び東京管制部で先任管制官として管理職業務を遂行。その後、中部空港長として伊勢志摩サミット時には各国首脳特別機の受け入れ対応をし、東京管制部長を最後に退官。民間のコンサルタント会社を経て2023年4月より現職。
観光立国を支える航空の世界へ
2023年は、コロナ禍で落ち込んでいた航空業界も大きく回復し、街中は多くの人々で賑わいを取り戻しました。政府は2030年までに訪日外国人旅行者数6,000万人を掲げており、観光立国推進には輸送機能を担う航空業界の役割は、非常に大きなものとなります。主要空港の発着枠は今後ますますの増加を期待され、さらに地球温暖化への対応も急務であり、管制の効率化・最適化が求められています。航空輸送は、国内外の交流を加速させ、日本の経済社会を活性化し、国際競争力を向上させる、とても夢のある世界だと私は感じています。今後も大きな進歩が期待される航空輸送の世界に関わりたいと思う人は、一緒に学び、考え、夢をひろげていきましょう。
林 昌朗
経歴/立命館大学法学部卒業。国際航空管制通信官、航空管制運航情報官等の空港現場の仕事に携わり、国土交通省航空局において安全危機管理監察官、広域空港管理官(九州ブロック航空利用促進協議会議長も兼務)を歴任。また、国土交通省航空局在任中に国際民間航空機関のパネル委員を勤めた。退官後、航空保安大学校の教官として再任用され、2023年4月より現職。
航空・空港に関わる仕事は、我が国を支えるやりがいのある仕事です。航空の専門家がそろう桜美林大学でしっかり学んでください。
「空港整備法」が改正され「空港法」が施行されるところとなりました。
我が国の空港整備を促進する法律が、空港の利用者の便益の増進を図り、我が国の産業、観光等の国際競争力の強化及び地域経済の活性化その他の地域の活力の向上に寄与することを目的とする法律に代わりました。航空・空港に関わる仕事は、今日、国を支えるやりがいのある仕事となっています。合わせて近年、「空の産業革命」と言われている無人航空機、空飛ぶクルマ、e-VTOL等の開発も活発化しており、航空・空港は、国の重要インフラとしての位置づけが一層強まり、それに関連する仕事は、ますます、やりがいのある重要な仕事となっています。航空・空港に関する知識を持った人材が、求められています。専門知識と技量をしっかり学んでください。
坂倉 潤一
経歴/早稲田大学理工学部卒業後、日本航空に40年間在籍。整備本部の現業部門で一等航空整備士資格を取得後、新機種導入、航空会社の立ち上げや海外の航空機整備会社の立ち上げに携わる。後に、その中の一社であるシンガポールのST Aerospaceサービシス社に赴任し、現地で世界各国のエアラインの整備作業、整備管理について指導。IT企画グループ長、安全推進本部安全監査部長、関連会社社長、JALエンジニアリング常勤監査役等を歴任。FAA自家用操縦士免許保有。2020年9月より現職。
なりたい自分になる
皆さんの夢は何ですか?来年、3年後、10年後どんな自分になっていたいですか。そのために今何をしますか。既に目標が決まっている人はもちろんその道を究めましょう。でも、今は漠然としていてもいいんです。航空に係ることが好きであれば、その道を目指しましょう。幅広く航空について学び自分が一番好きと思えることにチャレンジしましょう。踏み出すのは君です、決めるのも君です。我々は、皆さんの「なりたい自分」を全力でサポートします。
相原 弘明
経歴/京都大学工学部卒業後、日本航空に38年間在籍。整備本部の現業部門で一等航空整備士の資格を取得後、主にエンジン技術・故障対策に携わり、エンジン技術グループ長、グループ航空会社の整備部長、整備IT企画部長、整備監査部長を歴任。また2012年から3年半、日本のLCCの立ち上げに携わる。桜美林大学の非常勤講師を経て2020年9月より現職。
「知りたい」という気持ちを大切に!
知識を修得すること以上に大切なことがあります。それは皆さんが自分で考えて行動することです。航空の世界では指示されたことをただ実行するのではなく、なぜそれが必要なのかを理解して行動することが求められます。「わからない」「知らない」ということは恥ずかしいことではありません。「知りたい」という気持ちが大切なのです。皆さんが疑問に思う事は、そのままにしないで必ず調べてください。これができなければ空の安全を守ることはできません。授業や演習を通して皆さんの「知りたい」をサポートします。
戸崎 肇
経歴/京都大学経済学部卒業。日本航空入社。旅客業務、販売業務などに従事した後、学業専念のため退社。京都大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。博士(経済学)。帝京大学、明治大学、早稲田大学で教鞭をとった後、2019年より桜美林大学教授。専門は公共政策、交通政策論。主な著書に『観光立国論—交通政策から見た観光大国の論点』(現代書館)など。
未来を切り拓いていこう
少子高齢化、情報技術の進展など、社会は大きく変化しています。それに従って未来も予測しがたくなりました。その反面、自らの力で新しい局面を切り拓いていく可能性も大きくなっています。今こそ大いに学び、また様々な経験を通じて、自らの未来を面白くし、豊かな社会の創造に貢献していきましょう。
森田 玉雪
経歴/国際基督教大学大学院行政学研究科博士前期課程(国際経済学専攻)修了後、民間シンクタンク、国際基督教大学(非常勤)、政策研究大学院大学、山梨県立大学等を経て、2020年4月より現職。
「学而不思則罔、 思而不学則殆」
受験勉強までは覚えることが中心ですが、大学での勉強には、自ら考えることが不可欠になります。孔子の言う「学びて思わざれば則ち罔し、思いて学ばざれば即ち殆うし」を思い出してください。学んだことを覚えるだけでなく深く考えると、学んだことを簡単には忘れないようになり、しっかり身に付きます。自分で考えながら、他の人がどう考えているかを学ぶと、独り合点にならずに、広いものの見方ができるようになります。本学群のカリキュラムには一見すると航空業界に関係なさそうな科目もありますが、皆さんの夢の実現に、そして「学而事人」に、必ず役に立つものばかりです。たくさん学んで、たくさん考えましょう。
五十嵐 政徳
経歴/筑波大学社会工学類卒業。主な業務従事歴として、空港計画・設計専門のコンサルタント会社において国内空港の需要予測、新設空港の適地選定調査、基本計画、ターミナルビル収支予測等の業務をはじめ、時々の政策テーマ(空港利活用、首都圏空港問題、海外空港制度、ビジネスジェット利用促進等)の調査など調査・計画部門を担当。2020年4月より現職。技術士(建設部門、総合技術監理部門)
これからの空港マネジメントを皆さんと共に考えたい
2019年までの航空・空港業界は、世界的に安定した成長が継続してみられ、わが国でも観光立国政策やLCCの普及も相まってこの先も同様の成長が続くものと誰しもが考えていました。しかし2020年のコロナ禍によってその前提が突然大きく変化しました。ニューノーマルの中の空港マネジメントをこれから考えていかなければなりません。今後も変わらない価値と、一方で変革の機会と捉え既成概念に縛られない柔軟な発想も必要です。新しい空港像をこれから成長するチャレンジ精神あふれる皆さんと共に考えていきたいと思います。
湯本 到
経歴/早稲田大学理工学部卒業後、10年間の不動産会社勤務の後、日本航空に入社し30年間在籍。施設部にて羽田沖合展開、アジア地区支配人室にて新規就航の支店開設や香港新空港などの移転を担当。ジャカルタ支店総務マネージャーを経た後、施設企画部長として新千歳、伊丹、福岡の再開発や空港民営化などに関わる。
過去から学び、将来を考える
皆さんが社会に漕ぎ出すころ、人の往来は活発さを取り戻しつつあるでしょう。ただ、世界はこれまでとは少し違っているかも知れません。歴史が示す通り、空港でのプロセスは複雑化、厳格化の一途を辿ってきました。空港運営でも航空事業でも、管理者の顔とサービス提供者の顔があります。お客様や働く人の安全は勿論のこと、同時に利便性、快適性も高めていかなければなりません。このように相反することを解決するには、人間としての「生きる力」が試されます。過去の事例から学びつつも、一見関係のないところから新しい技術を活用する知恵も必要でしょう。皆さんのパワーアップのお手伝いができたら幸いです。
藤田 友香
経歴/立正大学大学院地球環境科学研究科を修了後、民間気象会社に入社。気象予報部で予報業務に携わり、2011年から4年間NHK鳥取放送局で気象キャスターとして夕方のニュース番組に出演。2016年にスカイマーク株式会社に入社し、FOC部フライトコントロール課で運航支援業務を担当。2020年4月より現職。気象予報士、運航管理者等の資格を保有。
航空に密接な「気象」を味方に
気象は様々な分野に影響を与えます。航空機に関連する業務のほとんどが、その影響を受けると言っても過言ではありません。日々の天気がどのようにして発生し、その天気によってどのようなことが起きるのかを知っていれば、事前に対策を取ったり、適切な判断をしたりすることに繋がります。気象キャスターとエアラインでの経験を活かした「イメージしやすく実用的な授業」で、航空業界のスペシャリストになるためのお手伝いをします!
Michael Kelly
経歴/日本航空に23年間在籍、運航乗員訓練部にて主席英語教官(ICAO試験面接官/審査官、JCAB試験面接官/審査官)を勤める。FAA自家用操縦士免許保有。ICAOレベル6保有。MIC航空無線認定教官。JCAB自家用操縦士免許保有。

※MIC:Ministry of Internal Affairs and communications(総務省)
We will prepare you to handle aviation English
English communication skills are an important part of your professional career in the aviation industry. You will need to communicate with ground staff, flight staff and most importantly, with ATC controllers. At the Oberlin University Aviation Management College, our classes will prepare you to handle aviation English, ATC communications and the ICAO English language proficiency test for pilots and ATC controllers. Before you go on your study abroad program, you will develop interactions skills and have the confidence to understand and communicate with your instructors and ATC controllers. Whether you are planning a career as a professional airline pilot, an ATC controller or other profession in aviation, we look forward to working with you to achieve your dream.
Peter Mattersdorff
経歴
• Graduated in 1985 from Princeton University with a major in Germanic Languages and a minor in Linguistics
• Has written five books about news and world issues
• Has written and photographed hundreds of magazine and newspaper articles on a wide range of topics
Are you ready?
You don’t need to fly planes to have an interesting, challenging career in aviation. Whether it’s keeping planes in good running order, guiding pilots to their destinations, or managing the airports at the beginning and end of every flight, there’s a wide range of exciting roles to fill. We’ll help you gain the skills and knowledge to play an important role in tomorrow’s aviation world, but the most important thing you’ll need is not us; it’s you. You’ve got to be ready to work hard, practice constantly, and learn a lot. Are you ready?
横田 友宏
経歴/航空大学校卒業後、日本航空株式会社に入社。アメリカ・ナパ訓練所でカウンセラーとして勤務。B747セカンドオフィサー、副操縦士、機長としてフライト。試験飛行室テストパイロット、総合安全推進本部次長、JALエクスプレス安全推進担当部長等を歴任。2011年よりスカイマーク株式会社にてライン操縦教官、テストパイロットを務める。「エアラインパイロットのためのATC」等多数の著書がある。FAA ATPライセンス、FAAグライダーライセンス、気象予報士等の資格を保持する。
科学的な操縦法
日本航空のナパ訓練所では、当時としては最大の13名のクラスを受け持ちました。その13名は全員が機長となり、教官、チェッカーなどの要職を占めています。今まで100人を超える多数の機長、副操縦士を育ててきました。また、「エアラインパイロットのための航空気象」をはじめとして、多数のパイロットのための本を書いてきました。
飛行機の操縦には、科学的な知識の裏付けを持った正しい方法が存在します。正しい方法で操縦を学べば、より夢に近づくことができます。
ぜひ一緒に夢をかなえましょう。
林 譲治
経歴/1978年 日本航空入社。DC-10セカンドオフィサー、同ファーストオフィサーを経験し、1996年に同キャプテン昇格。その間に教育証明を取得し米国ナパ乗員訓練所においてカウンセラー業務を行う。B777乗務の後、J-AIRに出向し、EMB170,190機の導入を進める。訓練部長、路線・SIM教官を務め、2022年にJ-AIRを退職し現在に至る。
仲間と共に
パイロットになるためには、ご承知の通り数々の試験に合格し、多岐に渡る知識が必要となります。これらの難題をクリアするには自分一人の学習努力だけでは到底無理があるでしょう。まだ経験の浅い段階では、先生方を始め先輩、同期、後輩から多くの情報を集め、身に付けることが大切です。特に、失敗談を共有することは経験値を上げることに役立つでしょう。自分一人で悩まず、素直に打ち明けて皆で助け合っていけば、必ず解決策は見つかるはずです。仲間と共に目標に向けて一歩一歩階段を登っていきましょう。
伊藤 貢司
経歴/東京大学工学部航空学科卒業後、1987年に日本航空株式会社へ自社養成訓練生として入社。アメリカ・ナパ訓練所で基礎課程を終了後B747セカンドオフィサーへ昇格。その後B747副操縦士へ昇格。MD-11,B767へ移行し2000年に機長昇格。テストパイロットとして新造機領収に従事した後、専任乗員教官として運航乗務員の指導にあたる。2015年から(株)フジドリームエアラインズにてE170に乗務、2019年から現職へ着任。宇宙航空研究開発機構客員研究員、静岡理工科大学総合技術研究所客員教授。
空が待っています
小学生時代に空に憧れて模型飛行機制作を始め、大学1年生になってハンググライダーで始めて空を飛び、その後エアラインパイロットになりました。皆様は無限の可能性を秘めています。私達はその可能性を引き出して憧れを現実に導くための案内役です。空を飛ぶためのノウハウは数多くあります。それらを出来るだけ科学的に、しかも分かり易く皆様に伝えていこうと思います。
伏見 雅治
経歴/早稲田大学商学部卒業後、1989年に日本航空株式会社へ自社養成訓練生として入社。アメリカ・ナパ訓練所で基礎課程を終了後B747-400副操縦士へ昇格。B777へ移行し2003年に機長昇格。専任乗員教官および訓練企画室調査役として運航乗務員の指導にあたる。2011年からスカイマーク株式会社にて乗員課長、訓練課長等を経て2016年から現職へ着任。
共に夢を叶えましょう
現代の旅客機は最先端の科学技術や人間工学に基づき製作されているため、パイロットに求められる能力は理系・文系を問わず幅広い知識と優れた技量、そして豊かな人間性です。パイロットへなるための裾野が広がった今、特殊な能力は必要なくやる気さえあれば夢は実現できます。
変化の激しい航空業界ではよりグローバルな人材が求められてきており、海外で訓練を行う本学の訓練は、パイロットとしての将来においてとても役に立つものになると信じています。共に夢を叶えましょう。
植田 勝典
経歴/1993年に航空大学校を卒業後、日本航空株式会社へ入社。767副操縦士へ昇格した後、2006年に機長昇格。運航技術部 試験飛行室にて767新造機領収に従事した後、運航訓練部 訓練審査企画室、地上教官室にてアプリ開発や運航乗務員の指導にあたる。
先人の英知に感謝
航空業界は目覚ましい発展を遂げてきました。それは先人の苦労して成し遂げてきた理論、技術を私たちの先輩方がさらに発展させようと努力してきたからです。私が先輩方から教わった理論、技術に加えて私自身が航空の現場で経験したことを皆さんにお伝えしていきます。皆さんはこれから先人への第一歩を歩み始めます。さあ、あなたの翼を広げて共に夢に向かって飛んでいきましょう。
横山 裕好
経歴/運輸省航空大学校卒業後、他職種を経て1987年航空大学校仙台分校に入省。27年間航空局において操縦教官、飛行検査官、航空従事者試験官および航空大学校帯広分校長を歴任。首席飛行検査官を最後に2014年退官。退官後、再任用として運航審査官、安全監査業務を行う。2019年桜美林大学客員教授。
航空人を目指す君達に提案
1つ目は、目標を持つこと。大きな長期の目標から、身近な小さな目標。2つ目は、高度な技術を身につけることは厳しいけれど、自らの技量の向上に楽しみを見つける。3つ目は、他の学生と比較せず昨日の自分と今日の自分を比べよう。これは、私自身への提案でもあります。共々に頑張りましょう。
池田 修三
経歴/大阪大学通信工学科卒業後、1974年に日本航空にパイロットとして入社して、B747セカンドオフィサー、副操縦士、機長として’09年まで勤務。退社後、スカイマーク(株)でシミュレータ訓練教官として世界中からのパイロットの機長養成に携る。
プロフェッショナルの世界への誘い
1903年12月、ライト兄弟が初飛行に成功して以来航空機の進歩は目覚ましい発展を続けています。空を安全に飛ぶためにはFlight Technical Skill=伝統的な操縦技術とADM (Aeronautical Decision Making)Skillなど新しい心の技術の両方を習得しなければなりません。そのための努力は並大抵ではありませんが、空を飛ぶ感動と喜びに支えられて乗り越えて行くことができます。そんな空のプロフェッショナルの世界を目指してみませんか。
立岡 孝弘
経歴/日本航空株式会社 運航本部 運航企画部リソース戦略グループ 調査役機長
パイロットにとって大切なのは判断能力とコミュニケーションスキル
パイロットにとって航空の操縦技能と同じくらい重要なのが、判断能力やコミュニケーションといったスキルです。まわりの状況を的確に判断し、一つひとつ決断していくこと。そしてそれを、操縦室内の機長と副操縦士が完璧に意思疎通できていないと、安全な運航はできません。こうしたスキルは、大学生活のさまざなま人との関わりのなかで身につけられるものなので、普段から意識して取り組んでみてください。また、操縦技能や英語の学習も、自分の現在の能力についてまずは「認識すること」が大切です。ときには先生や同級生を頼りながら、常に向上心を持って励んでほしいと思います。
久野 康幸
経歴/日本航空株式会社 運航本部 運航企画部リソース戦略グループ 調査役機長
プロフェッショナルパイロットに必要なコンピテンシー
航空大国アメリカ、中でも天候に恵まれた飛行訓練の一大中心地であり、混雑した空港、空域で行われるアリゾナでの飛行訓練は、グローバルに活躍する、プロフェッショナルパイロットに必要なCompetency(Skills, Knowledge, Attitude)を学ぶ上で最高の経験になると思います。アリゾナでの飛行訓練をサポートし、皆さまの夢の実現の良き案内役になれたらと思います。

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