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  • 卒業生インタビュー

災害時に不可欠である
防災井戸の普及に
人生を懸ける

文学部英語 英米文学科 卒業生
株式会社双葉工務店 代表取締役
一般社団法人全国さく井協会 理事・副会長・九州支部長
一般社団法人熊本県地質調査業協会 理事長

岩隈一幸 さん

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桜美林大学で英語力を磨き、広告代理店を経て家業の地質調査業へと転身した岩隈一幸さん。異色の経歴ではあるが、若き日の学びは今に生かされている。
「祖父の遺志を受けて地質調査業を継ぐことを決意しました。一から現場で経験を積み重ねる中、大学時代に培った英語力を生かす機会となったのが、業界初となる外国人雇用です。人手不足の解消は もちろん、外国人労働者の雇用支援につながることもあり推進しました。熊本県地質調査業協会の活動ではマレーシアの方々とつながり、国際交流に発展しています。卒業から40年経つ今も、現場で英語力を生かせているのは、桜美林大学の語学教育の賜物です」

現在は、全国さく井協会の理事・副会長も務める岩隈さん。そこでライフワークとしているのが防災井戸の普及活動だ。

「災害時に水は欠かせませんが、実は飲料水よりも逼迫するのがトイレなどに必要な生活用水。自ら被災した熊本地震で身をもって知りました。その経験を元に資料を作成し、内閣府に防災井戸の重要性をプレゼン。翌月に能登半島地震が発生したこともあり、国のガイドライン策定につながりました。ただ、全国的にはまだまだ不足しており、これからも普及活動は続けていきたいですね」

自ら行動し、道を切り拓く岩隈さん。その人生訓とは……。

「誰しも決断する時がありますが、その時点で正解かどうかは誰にもわかりません。やりたいことがあればまずバットを振る。空振りで失敗してもかまわない。迷って見逃し三振することが一番後悔するんです」

防災井戸を増やし、災害関連死を少しでも減らしたい。その想いを胸に、岩隈さんの活動はこれからも続く。


岩隈さんのNow & Then

Now 生活用水の重要性を発信 自ら被災した熊本地震の教
自ら被災した熊本地震の教訓を踏まえ、能登半島地震で甚大な被害を受けた石川県で講演。国や自治体に赴き、災害時における生活用水の重要性を訴え、1カ所でも多くの防災井戸設置につながるよう活動している。

Then 全国大会を目指した大学時代
大学時代は ソフトボール部で活躍。背番号30を身につけ、全国大会を目指して仲間と共にグラウンドで汗を流した。マネージャーだった妻との出会いも、大切な思い出の一つ。現在も当時の仲間との交流は続いている。

株式会社双葉工務店 代表取締役
一般社団法人全国さく井協会 理事・副会長・九州支部長
一般社団法人熊本県地質調査業協会 理事長

岩隈一幸さん

熊本県出身。文学部英語英米文学科卒業後、受験雑誌の広告営業に4年間従事。現在は、全国さく井協会・副会長、熊本県地質調査業協会・理事長を務め、防災井戸の普及活動や後進育成、地質調査における先進国との交流など、幅広く活動している。

Information

株式会社双葉工務店

1931年創立。地質調査業務・井戸掘削工事を主要業務とし、国内にとどまらず、マレーシア科学大学との連携など、グローバルな活動も積極的に展開している。

全国さく井協会

井戸掘りのプロ集団からなる協会。さく井技術の向上や伝承を図るとともに、地下水の保全・開発についての調査・研究などを行い、国土の環境保全に努めている。