卒業生VOICE

馬場 摩衣 さんの写真

運航乗務員/スカイマーク株式会社 運航本部運航乗員部

馬場 摩衣 さん

Mai Baba

PROFILE
フライト・オペレーションコース 2012年3月卒業。中学生まで中国・上海で育ち、飛行機を何度も利用した経験からいつしか航空業界に憧れを抱くように。日本の高校に進学後、フライト・オペレーションコースの1期生として桜美林大学に進学。2011年にスカイマークに入社し、2019年には同社初の日本人女性機長に就任。路線訓練教官機長としての人材育成も経験。2024年から産休・育休として長期休暇を挟んだ後、2026年4月から運航乗務員として現場に復帰。

女性パイロットが長く活躍できる
新しい未来を描いていくために

桜美林を卒業後、スカイマークに入社して15年が経ちました。2019年には会社で初めての日本人女性機長となり、これまで7000時間以上のフライトを経験。飛行前から飛行後まで機長としての大きな役割を担うなか、私がポリシーとしてきたのは、静かなフライト、プランBをもつこと、最善の判断ができる環境を整えるために先回りして準備をすることの3つです。意外に思われがちですが、最も忙しいのは、飛行前の準備や安全確認です。着実に物事を進める力は、パイロットの大切な資質のひとつ。大学時代、時に挫折も味わいながら、自分のペースで努力する大切さを学んだことが、いまでも私を支える力になっています。
2024年からはライフイベントのために2年ほど現場を離れていました。復帰後は、子育てとキャリアを両立するパイロットのモデルケースとなり、女性が働きやすい環境の改善にも取り組んでいきたいと考えています。憧れて挑戦したパイロットのやりがいや楽しさは、入社当時からいまも全く変わりません。これからも前向きに仕事を頑張るため、多くの人が活躍できる舞台をつくるため、他社の女性パイロットとも協力しながら、航空業界の未来に貢献していきたいと思います。
牧 大智さんの画像

運航乗務員、機長/株式会社ジェイエア

牧 大智さん

Daichi Maki

PROFILE
航空学群 2017年3月卒業。航空会社でパイロットとして活躍する父親の姿に憧れ、物心がついた頃から自身も空の世界を目指すように。パイロットに必要なライセンスの取得だけでなく、長期にわたる海外研修や国内での授業を通して英語力を大きく高められる環境に惹かれて桜美林大学に進学。卒業後はリージョナルジェット(小型ジェット旅客機)で地域と地域を結ぶ株式会社ジェイエアに入社。2025年8月から機長として、エンブラエル170/190型機の運航を担う。

桜美林で身につけた学習方法が
卒業後の成長を後押ししてくれた

株式会社ジェイエアは地域と地域を結ぶリージョナルエアラインとして、JALグループ国内便の3割にあたる多くの便を運航しており、フライトの経験を豊富に積める環境が魅力です。2025年8月には機長に昇格し、安全な運航の最終責任を担う立場になりました。これまで以上に安全運航を徹底し、お客様に安心と快適さを提供できる高品質な運航を目指しています。
パイロットには膨大な知識や技量に加えて、適切な判断力など多くの力が求められます。いまでも仕事のために勉強する機会は多く、その土台となっているのが桜美林大学で身につけた学び方です。多くの情報から重要なポイントを整理して効率的に学ぶ力は、大学の講義や訓練を通して培われたもの。機長昇格のための訓練や審査の時にも、大学での取り組みが存分に発揮できたと感じました。
大学時代で特に印象に残っているのは、海外での初期訓練です。仲間と生活を共にし、信頼関係を築きながら同じ目標に向けて支え合った経験は、乗務員同士のチームワークが不可欠な現在の業務にもつながるものです。こうした経験を糧に、今後は自身の技術向上だけでなく後進の育成にも目を向け、これまでの経験を次世代のパイロットへと受け継いでいきたいです。
大友 優さんの画像

運航乗務員/ANAウイングス株式会社 運航部 B737乗員室 査察訓練グループ

大友 優さん

Yu Otomo

PROFILE
航空学群 フライト・オペレーションコース2012年3月卒業(※卒業当時はビシネス・マネジメント学群ですが航空学群と記載させていただいております)。航空自衛隊で整備士として働いていた父親のもと、自衛隊の官舎で航空機を身近に感じながら過ごす。物心がついた頃から航空の世界を目指すようになり、国際色の豊かな環境に惹かれて桜美林大学に、フライト・オペレーションコースの1期生として入学。卒業後は小型機運航を軸として多くの国内路線を担うANAウイングスに就職し、2020年に機長就任。2025年10月からは訓練教官に就任し、フライトと訓練指導を兼任する日々を送る。

日々の努力と信頼関係を大切に
訓練教官として空の安全を支える

パイロットはライセンス取得後も技量維持のため、若手からベテランを問わず定期的な技能審査を行います。そのための指導を行うのが、訓練教官の仕事。2025年に訓練教官に就任し、シミュレーター訓練を中心に、毎日多くのパイロットの指導にあたっています。当然ながら現場のパイロットの疑問に答えられる知識が必要ですから、教官就任時には、機長認定試験の時と同様に多くの時間を勉強に割きました。航空機の進化や法律の変更など、パイロットを取り巻く環境が常に変化するなか、受講生にひとつでも多くの学びを与えて、日々の運航の安全性や品質の向上につながることを意識して指導しています。
細かな技術をはじめ、桜美林で先生から教わった多くの技術や知識は教官になったいまも、私の軸や自信になっています。また寮生活や海外での飛行訓練を通して培われたコミュニケーション力は、これからパイロットを目指す人たちにも意識して学んでほしいと思うポイントです。ライセンス取得までの訓練期間にも、卒業後にチームとして安全な運航を支えていくためにも、仲間との信頼関係は不可欠。努力を怠らず、周囲と支え合う力があれば、長く活躍できるパイロットを目指せるはずです。

運航乗務員、エアバスA350型機副操縦士/日本航空株式会社

新城 育樹さん

PROFILE
航空学群 2019年3月卒業。千葉県・印西市で育ち、高校までは野球に打ち込む日々を過ごす。パイロットへの憧れは小さい頃からあったものの、将来の目標として意識したのは大学選びの頃から。桜美林での4年間を経て、卒業後は日本航空に入社。入社から約2年後の2021年にボーイング767型機の副操縦士となり、2024年にはエアバスA350型機へと移行。。現在は機長昇格をひとつの目標として、国際線・国内線のフライトで技術と経験を積み重ねている。

信頼されるパイロットを目指して
人間的にも成長していきたい

学生同士や先生との距離が近い雰囲気のなか、競い合うのではなく、お互いをサポートして一緒に成長していける環境がフライト・オペレーションコースの魅力です。“経験や知識をまわりと共有すること”の大切さは、桜美林で先生から教えられて、いまでも大切にしている考え方のひとつ。はじめてチームを組むクルーも多いなかで、コミュニケーションを通して目標を共有し、互いに高め合えるチームづくりを意識しています。
現在は副操縦士として5年目を迎え、機長昇格に向けて挑戦と成長を繰り返す日々を過ごしています。フライトに関して機長に提案できることも増え、少しずつ成長を実感できることがモチベーションになっています。将来は豊富な経験と知識で、共に働く仲間の提案を受け入れ、最適な判断ができる機長になることが目標です。
大学時代から苦手意識のあった英語など、まだまだ勉強すべきことも多いですが、知識だけでなく人間として成長することが、パイロットとして重要だと感じます。これから航空業界を目指す皆さんも、大学時代に交流を広げ、さまざまな活動に参加してみてください。人との出会いや経験が人間としての深みになり、社会人として、パイロットとして活躍するための力になるはずです。
大槻 亮介さんの画像

運航乗務員/全日本空輸株式会社 フライトオペレーションセンター B787部

大槻 亮介さん

Ryosuke Otsuki

PROFILE
航空学群 2020年3月卒業。テレビドラマをきっかけに幼少期からパイロットに憧れるように。大学進学前の進路選択のタイミングで、本格的に航空業界を目標に据えて桜美林大学に入学。全日本空輸に入社後、2022年に副操縦士となり、2025年にはB767からB787のパイロットに異動。国際線を中心に、毎月4〜5か所の就航先のフライトを担当する。フライト後にグルメや観光地を巡ることが大切なリフレッシュの時間になっていて、世界中の多くの国を訪れることが現在の夢。

国際線パイロットとして感じる
新たなステップと仕事のやりがい

全日本空輸に入社して2年ほどで副操縦士になり、現在は国際線のフライトを主に担当しています。国内線から国際線へと環境が変わり、燃料のマネジメントや海外の空港に関する知識の習得、長時間フライトにおけるお客様へのサービス向上など、安全性や定時制に加えて、考えるべきことが増えました。数年後には機長昇格審査も控えているので、同乗する機長の背中を目標に、まだまだ勉強を積み重ねる日々を過ごしています。一方で国際線担当になり、航空機の操舵だけでなく、渡航先で過ごす自由時間などもパイロットならではの新たなやりがいになっています。
桜美林では海外での訓練や先生の指導を通して、人間的にも大きく成長できました。特に1年次からはじまるマイケル・ケリー先生の「アビエーションイングリッシュ」の授業で、英語力に加えて“自分の意見を伝える力”を鍛えられたことが印象的です。
就職活動を含めて、努力をした分だけしっかり支えてくれるのがフライト・オペレーションコースの魅力です。高い意識が求められるなか、追い込まれるような厳しい時期もありますが、それでも周囲のサポートがあったからこそ、大きな夢へとつながる道を歩むことができました。

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