第11回保育フェアを開催しました

健康福祉学群保育専修では、2011年から毎年「保育フェア」を開催してきました。保育専修学生が学年を越えて音楽コンサート、影絵上演、親子クッキング、製作活動、ゲームなど、多彩なプログラムを用意し、近隣の保育所や幼稚園の子どもたちやその保護者を大学に招いてともに楽しんできました。
今回、コロナ禍の中、開催するかどうか検討を重ねてきましたが、活動の制約を余儀なくされているこの状況であるからこそ、子どもたちに楽しい時間をプレゼントしたいと考え、オンラインでの開催を決めました。不安もたくさんありましたが、オンライン配信のメリットをどのようにしたら生かすことができるか、試行錯誤しながら準備を進めました。
当日は、画面の向こうにいる子どもたちの笑顔からたくさんの元気をもらいました。保護者の方から 「最近ではこのようなイベントに参加する機会がないので、オンラインではありましたが、久しぶりに親子共々楽しかった 」といった感想もいただきました。また、遠方に住んでいるためこれまで参加することができなかった保育専修の卒業生も、今回は参加することができ、「縦と横の繋がりがある桜美林大学保育専修が大好きだなと改めて感じた」と語ってくれました。直接会えなくても心がつながることの喜びを味わいながら、参加してくださった皆さんとともにとても良い時間を創りあげることができました。
学生たちは「いま、できること」を真剣に考え取り組んだという達成感を覚えたようです。保育者養成に携わるものの使命として、子どもに寄り添い、子どもの笑顔を引き出す保育を探求し続けていきたいという思いを新たにしています。