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トルコの伝統菓子「アシュレ」を囲み、多文化共生を考える交流会を開催

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6月25日(木)、荊冠堂チャペル地下の小礼拝堂において、トルコ出身の留学生エレン・ムザッフェルさん(グローバル・コミュニケーション学群2年)が企画した交流イベント「アシュレ(ノアのプディング)を囲む会」がキリスト教センターの協賛で開催されました。当日は学生8人、教職員5人が参加し、トルコの伝統的なスイーツを味わいながら、多様な文化や価値観について理解を深める時間となりました。

「新たな始まり」と「分かち合い」の象徴、アシュレ

アシュレは「ノアのプディング」とも呼ばれるトルコの伝統的なデザートです。世界各地で知られる大洪水の物語では、ノアの方舟が陸地にたどり着いた後、生き残った人々が方舟に残されていた小麦や豆類、ドライフルーツ、ナッツなどの食材を集めて作った料理が起源と伝えられています。 トルコではイスラム暦の新年から10日後にアシュレを食べる習慣があり、「新たな始まり」や「分かち合う喜び」を象徴する特別な料理として親しまれています。 異なる食材が一つの鍋の中で調和し、新しい味わいを生み出すように、多様な背景を持つ人々が共に集うことで豊かなハーモニーが生まれる——。そんな願いが、このアシュレには込められています。

「違い」を知り、理解し合うことが平和への第一歩

当日は、日本国際文化育英会(JICEF)理事長のチフチ・アイテキ氏も参加し、「世界はどんどん混ざり合っている。世界の文化を共有し、『違うことは事実である』と認めることが大切です。私たちの違いは私たちを分けるものではなく、豊かにするものです」と語りました。 また、キリスト教センター長の土橋敏良先生は、「さまざまな背景をもつ私たちが、異なる国の文化に触れ、お互いの理解を深めることが平和への第一歩だと思います」と話し、文化交流の意義について述べました。
日本国際文化育英会(JICEF)理事長のチフチ・アイテキ氏

「日本人学生にこそ知ってほしかった」

企画者のエレンさんは、「いろいろな国から来た人たちが一緒に暮らしていることを伝えたかった」と今回のテーマを説明します。「たくさんの食材を使うアシュレは、多様な人々が共に生きることを表現できると思いました。特に日本人の学生に知ってほしいという思いがありました。日本は島国であり、異なる国の人々と共に暮らすことは、旅行先で海外の人に出会うこととは違います。さまざまな国の文化に触れ、お互いを尊重し合うことが大切だと思います」と語りました。
(左から2番目)エレン・ムザッフェルさん
SNSなどを通じて分断や対立を感じる機会も増えるなか、アシュレを囲んで対話する時間は、互いの違いを認め合い、多文化共生について考える貴重な機会となりました。本学では今後も、多様な文化や価値観に触れ、学生同士が互いを理解し尊重し合える機会を大切にしながら、国際交流と多文化共生の推進に取り組んでまいります。

お問い合わせ

学校法人桜美林学園 総合企画部 広報課
TEL
042-797-9772