アリゾナ州の紹介

暑い夏と温暖な冬という気候が特徴 広大な自然に恵まれた州

アリゾナ州はアメリカ合衆国の西部にあり、総面積11万3998平方マイル(2万9525㎢)。暑い夏と温暖な冬という気候が特徴であり、グランドキャニオンに代表される峡谷や砂漠、森林など、アメリカ合衆国でも際立って広大な自然に恵まれたエリアです。現在は、米国ハイテク産業の一大拠点となり、カリフォルニア州からの企業流入が著しいです。州都はフェニックス。日本からの飛行時間は約14時間です。

時差

時差はマイナス16時間です。日本が16時になるとアリゾナ州は同じ日付の0時となります。現在、アリゾナ州においてはサマータイムはありません。

気候

アリゾナ州は面積が広く、標高差も大きいので、その地域によってさまざまな気候が存在していますが、全体として昼と夜の寒暖の差が激しいことが特徴です。フェニックスをはじめとする都市部など標高が低い地域では、暑い夏(おおむね6月~9月)と温暖な冬といった気候であり、ヒートアイランドにより夜の最低気温はそれほど低くならないといわれています。雨期は夏と冬にそれぞれ1回、年2回となりますが、晴天率が高く飛行訓練に適しています。
 

特徴

圧倒される自然の造形を楽しめるのが、アリゾナの最大の特徴といえます。代表的なグランドキャニオンはもちろんのこと、アリゾナ州とユタ州にかけて広がるパリア渓谷にある「自然のウエーブ(波)」は、過去8500万年の間に、幾層にも重なった砂岩が浸食されて形成された不思議な地形として有名です。また、国立の森林公園や動物保護区も複数あります。
 
州都フェニックスは、19世紀後半に開拓された都市で、20世紀前半のコロラド川の電源水源開発で飛躍的に発展した、アメリカでも有数のハイテク工業都市のひとつです。アメリカの他の大都市に比べて都市部の観光スポットは少ないものの、サボテンを集めた植物園やネーティブ・アメリカンの人々のアートが楽しめる美術館など、その土地ならではの施設が多いといえます。
グランド・キャニオン国立公園の岩山と渓谷の風景
自然のウエーブ
ホースシューベンドとコロラド川
モニュメントバレーの岩山

安全

フェニックスは南部に貧困地域を抱えており、人通りの少ない道や夜遅くの一人歩きは危険と考えた方がいいでしょう。また、空港やバスターミナル、人ごみでの置引や、スリにも注意が必要です。また、休日等を利用して郊外の砂漠地帯など自然豊かなエリアへ行く際には、サソリなど毒性のある生物には要注意です。とはいえ、現地の人々はこうした砂漠エリア特有の動物との共存は日常ですので、出掛ける際には、地域をよく知る人にアドバイスを得ることをお勧めします。
 
もちろん、訓練施設内では、こうした懸念を感じることなく、訓練と勉学に集中できる環境が整えられています。また、フェニックスはアメリカ有数の都市であり、医療機関などが充実しています。さらに桜美林大学では渡航者全員に対して自宅出発から帰宅まで保険の加入を義務づけています。
 

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