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東アジア地域初 Functional Movement Systems®との教育プログラム連携協定を締結

2024/02/25(日)

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この度、桜美林大学は、「Functional Movement Systems®(FMS®)」と教育プログラム連携協定を締結しました(The FMS® for Higher Ed Program)。この教育プログラム連携は、東アジア地域の大学としては初の試みとなります。

FMS®はアメリカに本社がある団体であり、“Move well. Move often”を合言葉に、子どもから高齢者まで、様々な身体活動レベルの対象者が健康的な生活を長く続けられるよう、科学的根拠に基づいた身体機能評価方法を開発しています。

今回、この教育プログラム連携協定の締結により、桜美林大学が提供する科目を履修することで、FMS®が開発した身体機能評価方法の一つである「Functional Movement Screen レベル1資格(以下、FMSレベル1)」の受験資格を取得できることになりました(2024年度健康福祉学群健康科学専攻及びスポーツ科学専攻入学生から適用)。

歩行などの移動動作に必要な片脚立ちの機能評価をしている

FMSレベル1とは、しゃがみ込み動作や片脚挙げ動作などの7つの動作により、プロアスリートや運動愛好家、リハビリテーションを必要とする方などクライアントの身体機能を簡便に評価することができ、怪我のリスク評価や個人に適したエクササイズ/リハビリテーションプログラムを処方することが可能となります。

FMSレベル1を用いた評価は、アメリカのプロ野球、プロアメリカンフットボールを始め、ドイツのプロサッカーなどの様々なスポーツ種目で活用されており、選手のスポーツ傷害予防やパフォーマンス向上に役立てられています。

測定により個人の特性にあった運動を処方できる

FMSレベル1と従来のスポーツ関係の資格の大きな違いは、クライアントが実施すべきでない運動を簡便に抽出できる点です。

従来のスポーツ関係の資格では、クライアントに提供する運動の選択は、指導者の経験に大きく左右されていました。しかし、FMSレベル1を用いてクライアントの身体機能を評価することにより、クライアントの問題点が明確となり、行うべきではない運動を簡便に抽出できるようになります。その結果、クライアントに適した個別の運動プログラムを作成することができ、クライアントの生活の質の改善、スポーツ傷害予防やパフォーマンス向上に貢献することが可能になります。

健康福祉学群健康科学専攻・スポーツ科学専攻では、教育、健康産業、スポーツ業界への就職を希望している学生たちに対して、中高保健体育科教諭・健康運動実践指導者・JPSUスポーツトレーナーなどの資格を取得できる体制を整えています。それらの資格に加え、FMSレベル1を取得することにより、一人ひとりが求めている多様な健康に対するニーズに対して的確に対応でき、かつ安全で効果的な運動指導を行うことができるより高いレベルの保健体育教師・スポーツトレーナー・運動指導者としての活躍が期待されます。

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