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【授業紹介】健康福祉学群の新基礎教育科目スタート:「基礎ゼミナール」

2023/06/08(木)

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「大学生活が楽しみ」、「新しいことをはじめたい」など、大きな期待を抱いて桜美林大学に入学した1年生がたくさんいる一方、「大学の勉強は大変そう」「新しい環境に対応できるのか不安」など、たくさんの不安を抱えている1年生もたくさんいます。健康福祉学群では、大学生活を円滑に行えるよう、基礎教育科目として、大学の学びの特徴や、大学の教育資源の活用方法を自主的に学ぶ基礎ゼミナールを、2023年度から1年生を対象とし開講しました。

基礎ゼミナールでは、様々な専攻の学生12~14人程度と教員1人で構成されているクラス別単位のクラス別回、専攻内の学びや専攻内の学生・教員間の繋がりを深める専攻別単位の専攻別回、そして、学群の学びについて理解を深めるため、すべての専攻が一緒に授業を行う学群全体回など、様々な形式で授業を展開しています。このような異なる形式の授業を通じ、専攻に関する特定の健康福祉の知識のみならず、専攻の垣根を超えた知識の獲得や、新たな人間関係の形成の援助を本科目は目的としています。

従来の授業は講義形式で行われる授業が多いのですが、実際に体を動かして体験をすることは教育上、重要な意義があることから、基礎ゼミナールでは、教室内外で様々なアクティビティを通じ、健康福祉に関する理解を深めることも行っています。その一例として、第3回と第4回授業に実施した基礎ゼミナールの内容を紹介します。

第3回授業では、複数のクラスが1つのグループとなり、大学生活を円滑に行うため、学生に必ず知っていてほしい重要な学内施設(10箇所)に足を運ぶオリエンテーリングを行いました。インターンやボランティア活動の情報を得ることができるサービスラーニングセンター、海外留学情報を得ることができる国際交流センターでは、桜美林大学が学生に提供できる多種多様なサービス内容を知ることができ、学生たちはとても驚いている様子でした。また、桜美林学園創立者、清水安三先生の生家のある桜美林教会や、桜美林学園に由来の有る品々を展示している桜美林資料展示室も訪れ、桜美林学園の歴史について学生たちはその理解を深めました。

第4回授業では専攻別の授業を実施し、専攻の学びの特徴や学生・教員間のつながりを育む授業を行いました。健康福祉学群は6専攻で構成されています、今回はその中から、保育学専攻と社会福祉学専攻の専攻別回の授業を紹介します。

保育学専攻の取り組み

保育学専攻では、心身両面から子どもと保護者をサポートできる専門性を持った保育者の育成を目指しています。保育学専攻の専攻別回では、先輩たちが中心となり、様々な活動を行いました。まず、先輩たちの歓迎の生演奏に迎えられて入場し、「猛獣狩りに行こうよ」「飛行機をつくって遊ぼう」などの活動を楽しみ、最後に全員で「お誕生月なかま」を歌い踊りました。実際に幼稚園や保育園で行う活動を体験し、とても和やかな雰囲気の中、仲間や先輩、教員との絆を深め、桜美林大学の保育学専攻の特色と伝統を知ることができる専攻別回でした。

社会福祉学専攻の取り組み

社会福祉学専攻は、すべての人のニーズを充足させるための必要な支援や仕組みの創造、関係機関との連携を担う福祉専門職の育成、そして、心理的支援ができる専門家の育成を目的としています。この専攻別回では、パラリンピックにも採用されており、多くの障がい者が世界で活躍しているボッチャの体験や、自らの気持ちを表現するアートワーク体験を行いました。学生たちにとっては、どちらも初めての経験だったので最初はとても戸惑っている様子でしたが、時間が立つに連れ、一緒に作業をしている学生間や教員と学生との会話が増え、楽しい時間を過ごしている様子でした。

パラスポーツのボッチャを体験する学生たち

自分を気持ちを絵で表現する「アートワーク」

健康福祉学群では、座学のみならず、演習、実習を通じて、多様化する健康福祉に関する社会のニーズに対応できる学生の育成に努めていきます。

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