ソングリーディング部 五味 愛来
葛藤や衝突を経て、私たちらしい演技を披露する
ソングリーディング部
五味 愛来 リベラルアーツ学群 4年
拓殖大学第一高等学校 出身

3歳からチアダンス。大学は憧れの「CREAM」へ
3歳からチアダンスを始め、キラキラしたポンポンを持って踊ることにすぐに夢中になりました。そこから年齢やレベルに合わせてクラブチームを移りながら、徐々に競技チアダンスへと移行。高校進学の際には、チアダンス部がある拓殖大学第一高等学校に入学し、週6日・1日3時間の練習に取り組みました。ハードな練習環境に苦労しましたが、仲間と共に練習を重ねる中で競技力を高めていきました。
桜美林大学への進学は、私にとって自然な流れでした。大会会場で桜美林大学ソングリーディング部『CREAM』の演技を目にすることも多く、「いつか自分もこのチームで踊りたい」という思いを抱いていたからです。入部当初は部員や先生方の演技に対する情熱に圧倒されました。しかし、厳格なルールや上下関係が中心だった高校時代とは異なり、一人ひとりを諦めずに指導し続けてくれる温かい風土を知る中で、徐々にチームの一員としての自覚が芽生えていきました。
思いやりの大切さに気付く
大学の部活動は高校時代よりも裁量が大きいため、指示されたことをこなすだけでは不十分です。自分たちで考えて行動し、意見が合わないときには部員同士で解決することが求められます。その自由さゆえの難しさに直面し、価値観や考え方の違いから衝突することもありました。振り返ると、当時は互いへの思いやりが不足していた気がします。
現在、私は副部長としてチームの運営や演技づくりに携わっています。
今年度は学年や立場に関係なく、誰もが意見を言いやすく、悩みや課題を溜め込まずに対話できる環境づくりに取り組んできました。特に下級生の声を取りこぼさないよう練習中も丁寧にコミュニケーションを重ね、互いに支え合える関係性を築くことに注力しています。部活動を通じて課題から逃げずに向き合う姿勢や、必要なときは周囲を頼る大切さを学びました。技術面だけでなく、人間的な面でも成長できた4年間だと感じています。
集大成となる全国大会で、最高の結果で締めくくりたい
11月末に開催される全国大会では、ポン部門・ジャズ部門での優勝を目標に掲げ、練習に励んでいます。今年度は振りを合わせる基礎的な段階から丁寧に取り組み、下級生も含めた部員一人ひとりの意見を取り入れながら演技を作り上げてきました。大会当日まで、少しでもチーム全体の精度を高めていくつもりです。
卒業後、私は医療関係の仕事に就く予定です。入学当初からチアダンスは「大学で一区切り」と決めており、最後まで悔いなく取り組みたいと考えています。家族や先生方、部員、大学関係者の皆様に成長した姿を見せられるよう、私たちらしい最高の演技で締めくくりたいと思います。
成長の鍵:「自由」だからこそ実現できること(編集部より)
「自由は難しい」。取材の際、五味さんがふと口にした言葉です。先輩やコーチの指示さえ守っていれば良かった高校時代との違いを率直に話してくれました。
それでも同期とともに、部員一人ひとりの競技に向かう姿勢や価値観の違いと向き合い、対話を徹底してきた五味さん。互いに支え合える環境が少しずつできてきたと胸を張ります。
3歳から積み重ねてきた20年のチアダンス人生。最後のステージで、仲間と共に磨き上げた演技を届けてくれるはず。心から応援しています。