ソングリーディング部 部長 奥津 愛梨
愛を繋ぎ、想いを踊る。〜魂を込めた一本を〜
ソングリーディング部 部長
奥津 愛梨 健康福祉学群 4年
駒場学園高等学校 出身

新体操からチアダンスへ
4歳から新体操を始め、高校では団体競技でインターハイ優勝を目指して練習に励みました。仲間と支え合いながら目標に向かう経験は、私にとってかけがえのない時間になったと感じています。
高校卒業後の進路を考えるにあたり出会ったのが、桜美林大学ソングリーディング部でした。演技の振りや構成、曲や衣装、チーム一丸となって生み出す世界観に一目で惹かれたことと、先輩方の魂のこもった心に残り続ける演技を私も踊りたいと思い、入部を決めました。また、将来を見据えて教員免許の取得を目指せる環境が整っていたことも、入学を決意する後押しとなりました。
大学でチアダンスを始めた当初は、新体操とは異なる身体の使い方や必要な筋肉の違いに戸惑うこともありました。一つひとつの技を基礎から学び直すのは大変でしたが、新体操で培った柔軟性や表現力が活きる場面も多く、徐々にチームで演技を作り上げる感覚を掴めるようになりました。
部長として、意見を言い合えるチームをつくる
昨年度、先輩方の引退に伴い、部長に就任しました。これまでリーダーを務めた経験が少なかったため不安もありましたが、新たな挑戦として部長を務めることを決意しました。
就任後は、部員一人ひとりが意見を言える環境づくりのために、積極的な声かけや聴く姿勢を持つことを意識しています。
発言しやすい雰囲気になった一方、価値観や意識の違いから不満や葛藤が生まれる場面も増えました。チーム内でのすれ違いや、下級生と上級生で意見が噛み合わないことなどがありました。
こうした意見のすれ違いは、一度受け止めたうえでチームが目指すべき方向へ軌道修正するよう心がけています。
部活動を通じて組織の難しさに向き合い、多角的なコミュニケーションや相手を思いやる姿勢を学べたことは、人として成長するうえで大きな経験になったと実感しています。
仲間とともに、最後まで全力を尽くす
いよいよ引退まで残りわずかとなりました。最後の大会に向けた練習が続いていますが、10月の予選時期が教育実習と重なるため、私自身は選手として予選に出場することができません。部長としてチームとともにフロアへ立ちたかったもどかしさもありますが、できる限りの準備をすべて行ったうえで、仲間に思いを託そうと考えています。
私たちの目標は、11月に開催される全日本学生チアダンス選手権大会のポン部門・ジャズ部門の両部門での予選突破、そして全国大会での優勝です。
また演技としては、チーム全員が魂を込めて踊りきることを目指します。私がCREAMの演技を見て、一目惚れをし、人生が変わったように、見ている人の感情を動かし、その人の人生に影響を与えるほどの、いつまでも心に残り続ける演技を必ずつくり上げます。
この目標に向けて最後まで向き合う姿勢を示すことで、私たちの引退後も、次の世代が成長し続けられるような土台を残したいと思っています。
卒業後は一般企業に就職する予定です。ソングリーディング部での4年間を通じて学んだ、他者を思いやることや、誰かのために行動することの大切さを社会人になってからも活かしていきたいです。
また、引退までの練習や本番では、チームメイトや18年間応援してくださった方々への感謝の気持ちを、演技を通して届けたいと思います。
11月の全国大会に向けて、部員一同精一杯頑張ってまいります。
今後とも応援のほどよろしくお願いいたします。
成長の鍵:思いやりと対話でつなぐチームの鼓動(編集部より)
奥津さんは部長就任当初を振り返り、組織の長を務める不安や、練習のメリハリをめぐる部員間の価値観の違いに苦心したと口にしました。それでも自ら積極的に声をかけて聴く姿勢を徹底し、一人ひとりの意見を受け止めながら、チームが同じ方向を目指せるよう対話を重ねてきたといいます。
10月の予選には、教育実習のため選手として出場できないもどかしさも正直に話してくれました。それでも「やり切る」と力強く宣言した奥津さん。11月に開催される全日本学生チアダンス選手権大会では最高の演技を披露してくれることを期待しています。