駅伝部 馬場 航汰
副主将として、先頭に立ってチームを引っ張る
駅伝部
馬場 航汰 健康福祉学群 3年
相洋高等学校 出身

「考えながら走る」ことの重要性
陸上の短距離選手だった父の影響で、小学1年生のときに地元のクラブチームに入りました。半ば強制的に競技を始めた形でしたが、大会で入賞したり、賞状やメダルをもらったりすることが嬉しく、徐々に走ることが楽しくなっていきました。キツい練習もありましたが、小・中学生のときの経験が、陸上人生の基礎になっています。
全国駅伝の出場を目指す高校に進学してからは、高い意識で練習に臨む周囲とのギャップに苦しみました。さらには怪我のために、1か月走っては2〜3か月休む状態を繰り返し、高校1・2年のときは指で数え切れるほどしかレースに出場することができませんでした。
まともに走れるようになったのは、高校3年の春からです。諦めずに練習を重ねた結果、5000メートルで14分35秒を記録することができました。自分自身の身体や状況に向き合うことで、考えながら走る力が養われたと思います。
副主将としてチームの潤滑油になる
高校3年の春に出場した記録会で、桜美林大学のコーチとお話をさせていただき、進学することを決めました。実際に桜美林大学の練習にも参加し、「やるときはやる、抜くときは抜く」というメリハリのある雰囲気にも魅力を感じました。進学後は距離を踏む練習に対応し切れず、再び怪我に悩まされることも。それでもチームの明るさに支えられ、現在は調子を取り戻しています。
私は1年生の秋から、副主将という立場でチーム運営に携わっています。今年度は1年生が多く加入し、チーム全体に活気がある一方で、それぞれ異なる指導や考え方のもとで入部してきた分、コミュニケーションギャップが生じることがありました。自分の考えをただ口にするだけでは意図が伝わらず、もどかしい思いをしたこともあります。
そうしたチーム状況の中、私が意識しているのは実際の姿勢を示すことです。練習では常に先頭に立ってチームを引っ張り、普段の生活でもだらしない部分を見せないよう気をつけています。また、監督には直接言いづらいコンディションの悩みも、コーチや先輩を交えて親身に耳を傾け、チームの信頼関係を深められるようはたらきかけています。
個人としてもさらなる高みを目指す
主力だった先輩たちが卒業したことで、今年度はチームの戦力ダウンが懸念される中でのスタートでした。だからこそ目標に対する意識を高く持ち、一人ひとりがやるべき役割を果たす必要があります。夏合宿では想定外のアクシデントもありましたが、「箱根駅伝初出場」という共通の目標を見据えて厳しい練習に取り組んだことで、チームの結束力が高まりました。
10月17日の箱根駅伝予選会では、副主将としてタイムを稼ぎ、後輩たちがついてきてくれる走りを披露したいです。また5000メートル、10000メートル、ハーフマラソンのいずれかでインカレの標準記録を破り、個人として代表戦に挑戦することも目標としています。
桜美林大学は良い意味で上下関係がなく、練習内外でも十分なコミュニケーションがとれるチームです。私たちの強みが発揮できるよう、これからも真摯に練習に取り組んでいきたいと思います。
馬場さんは新シーズン当初を振り返り、主力だった先輩たちの卒業や新入生の加入などの環境変化によって、「箱根駅伝初出場」という目標が揺らいでいたと口にしました。それでも副主将としての役割を自覚し、指導陣や部員たちと丁寧に対話を重ねながら、チーム作りに真摯に向き合ってきたといいます。
馬場さんも怪我に苦しみ、本調子で走れない時期が長かったからこそ、「走れることのありがたさ」を誰よりも実感しています。箱根駅伝出場への道のりは決して平坦ではありませんが、桜美林大学ならではのチームワークを結実させ、予選会で最高の走りを披露してくれることを期待しています。