アメリカンフットボール部 斎藤 柑汰
“青天”の衝撃。夢中になったアメフトでTOP8昇格へ
アメリカンフットボール部 ワイドレシーバー
斎藤 柑汰 健康福祉学群 3年
堀越高等学校 出身

サッカーからアメフトへ転向。そこで味わった強烈な“青天”
中学までサッカー部でゴールキーパーを務めていました。高校でもサッカーを続けるつもりでしたが、堀越高校の学校説明会でアメフト部に魅せられました。特に、後に桜美林大学でも一緒になる藤田星さんのプレーは格好良かったですね。絶対に一緒にプレーしたいと思いました。
憧れていた藤田先輩との忘れられないエピソードがあります。入学後、最初に自分の防具を受け取った日、藤田先輩と初めてヒットして青天(相手から強いヒットを受けて、仰向けに倒されてしまうこと)を食らってしまったんです。コンタクトスポーツの難しさを感じるとともに、その力強さが、アメフトにのめり込むきっかけにもなりました。3年間夢中でアメフトに打ち込み、さらに大学でも競技を続けようと桜美林大学に進学しました。
大学アメフトの壁を、愚直に乗り越えていく
大学でアメフトに向き合う中で痛感したのは、高校とは全く異なるレベルの高さでした。強豪チームと比べて、プレーのスピードやフィジカルの差は歴然でした。さらに、戦術やプレーの意図を理解して臨む「アサインメント」も、高校時代にはあまり求められなかった要素であり、適応するまでに苦労しました。
その中でも、今年は特にフィジカル強化に取り組みました。グラウンドが12月から5月中旬まで改修工事に入ったため、その期間中は週6回のウェイトトレーニングに励みました。ベンチプレスとスクワットの重量が上がり、体重も増えて、周囲から驚かれるほど数値が変化しました。
私は、人前に出てリーダーシップを発揮するタイプではありません。一方で、自分に課せられた役割や遂行すべきことは徹底してやり切ります。試合に出場する以上、その姿勢を誰よりも率先して体現することが、チームからの信頼につながると信じています。
結果にこだわり、チームをTOP8の舞台へ
大学3年になり、アメフトを始めて6年目になりました。アメフトという競技が心から好きだからこそ、以前よりも「結果を出して、勝ちたい」という強い気持ちが芽生えています。
今後の個人目標は、レシーバーとして「チームが困ったときに私にパスを投げれば、必ず取ってくれる」と頼られる選手になることです。また、パントキックのリーダーも務めているので、誰よりも鋭いキックを蹴られるよう追求していきます。
どれほど日々の過程が大切であっても、スポーツは「結果がすべて」です。そのため、チームとしての最大の目標はTOP8に昇格することです。昨年度に入替戦で敗れた日本体育大学と再戦する機会があれば、私がタッチダウンを奪って必ずリベンジを果たします。応援のほど、よろしくお願いいたします。
成長の鍵:健全な危機感とともに(編集部より)
ひたむきに練習に励み、誰よりも結果にこだわる斎藤さんですが、取材の最後に「今のままでは勝てない」と口にしたのが印象的でした。
それは決してチーム状況をネガティブに捉えているのではなく、「まだまだ足りないことがある」と冷静に見極めたうえで、チームを奮い立たせようとする斎藤さんらしい健全な危機感だったように感じられます。
長期にわたる改修工事のため、チームの全体練習ができない“逆境”さえも成長の機会と捉える斎藤さん。「自分がタッチダウンを奪う」という言葉は、その愚直な取り組みに裏打ちされた確かな自信の表れといえそうです。