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メキシコCETYS大学創立55周年記念式典・国際セミナーで佐藤東洋士桜美林大学総長が招聘講演

2016/09/23(金)

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—大学教育は未来社会の創造をリードする姿を自ら社会に示さねばならない—

招聘講演をする佐藤大学総長

2016年9月19日(月曜日)、佐藤東洋士桜美林大学総長、学校法人桜美林学園理事長・学園長は、CETYS大学(メキシコ共和国バハカリフォルニア州メヒカリ市を拠点として複数のキャンパスを展開している本学の提携校 http://www.cetys.mx/en/)のDr. フェルナンド・ガルシア・レオン学長(Dr. Fernando Leon Garcia)の招きにより、同校の創立55周年記念式典・国際セミナーのステージで招聘講演を行いました。日本の大学教育および政策の近年の変容に触れ、社会変革の強力な背景としてイノベーションの創成を挙げ、その過程で、大学教育が専門職教育や実践可能な高次の知識の獲得に重きを置きつつある傾向や、その結果、むしろ産業界との恊働が奨励されている現状を語りました。その後、話題は、他の講演者たちと共有され、大学教育の目的は、産業界の繁栄を支え、企業利益を増大させ、しいては国家の国際的経済競争力を高めるべく、質の高い労働力の供給に力を注ぐべきなのか、あるいは、高次の高等教育を通じて、未来社会の創造に貢献することを目的として若者たちの人間力の更なる育成・向上に力を注ぐべきか、といった課題の表明に繋がりました。大学の使命には高邁なビジョンが描かれます。

しかし、そうしたビジョンは、実現に向けて周到に目標化されなければなりません。目標化では、ビジョンに基づく確かなデザインと達成期限の明確化が求められます。現代は、メディアグローバリゼーションの結果として、私たちは、国を超えて不確かな未来を地球規模で共有するようになりました。大学教育の未来は、社会創造の未来であり、そして、そこに学ぶすべての学生の確かで豊かな未来を導くものでなければなりません。同時に、大学はそうした自らの能動的姿勢を社会に広く表現することが大切です。今回のCETYS大学55周年記念式典・国際セミナー(2016/0918〜20)には、世界14カ国から招聘された諸大学の総長、学長、高等教育関係者を含む300名が出席しました。

(写真右)国際セミナーのステージで他の講演に耳を傾ける佐藤桜美林大学総長
(写真左)1218年創立、今年創立800周年を迎えるスペイン、サラマンカ大学総長Dr. ダニエル・ヘルナンデス・ルイペレス (Dr. Daniel Fernandez Ruiperez)、背景はビデオメッセージを伝えるテキサス大学エルパソ校のDr. ダイアナ・ナタリシオ学長 (Dr. Diana Natalicio)

メキシコCETYS大学創立55周年記念式典のステージの様子

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