開講年度 | 2012年度 |
---|---|
開講学期 | 2012年度 秋学期 |
授業コード | 29938 |
科目 | 特別講義 V (旅行企画) |
教員氏名 | 渡邉 康洋 |
授業種別 | 週間授業 |
授業概要 | 日本の観光の現状を前半で概観した後、旅行目的の多様化で変化している旅行形態について考察します。中間で、旅行企画や旅行者と旅行者の接点の場などを実際に見学しマーケティングや旅行者視点の重要性を体得し、旅行企画に対する基本的態度を理解します。そして後半では、前半の学習を活かして、テーマを決めてグループ別に商品企画・造成を演習します。最後には、各グループで商品のプレゼンテーションを行い、表現能力も高めながら、旅行企画全般に求められる作業、視点、能力の基礎を習得します。 なお、この授業は履修にあたって小論文の提出が必要です。履修希望者は、下記のテーマで事前小論文を作成し、9月21日の第1回授業時に提出してください。この提出がない場合は、履修できません。 また、履修については、小論文審査により決定し、履修登録は担当教員が行います。 履修者は、15名程度を予定しています。 <事前小論文について> 2012年前半の日本人海外旅行者数は、東日本大震災の影響などから回復し過去最高を記録し、年間の海外渡航者数もこれまでの最高になると予想されています。海外旅行者数が増加する背景には様々な要因があると考えられます。それらの要因をあげ、各要因が海外旅行者の増加にどのように関わるかを簡潔に説明してください。 タイトル、形式、長さ:自由。ワードなどで作成し、プリントアウトを初回の授業時に提出してください。 <先修科目について> 履修者は下記2科目、もしくはいずれか1科目を受講済みであること。 (2科目履修者を優先する。) ・「旅行業経営論」 ・「観光マーケティング」 *提出の小論文には、履修済みの科目を記載のこと。 |
到達目標 | 1)観光マーケティング理論に従って、旅行企画を分析することができる。 2)旅行者のニーズを意識した、旅行企画のコンセプトメーキングができる。 3)旅行商品の原価、費用構成を理解し、販売価格の設定ができる。 |
授業計画 | 第1回(9月21日)ガイダンス:演習のねらい、演習方法。事前レポートの提出。 第2回(9月28日)観光の現状:国内旅行と海外旅行、訪日外国人旅行。(個人と団体)① 第3回(10月5日)観光の現状:国内旅行と海外旅行、訪日外国人旅行。(個人と団体)② 第4回(10月12日)旅行業の概観:商品造成と流通のしくみ 第5回(10月19日)旅行企画:コンセプトメーキング 第6回(10月26日)旅行企画のマーケティング 第7回(11月9日)旅行企画現場の見学(旅行会社、外国人旅行者案内所、観光局等:予定) 第8回(11月16日)企画演習①:企画会議 第9回(11月23日)企画演習②:企画会議 第10回(11月30日)企画演習③:造成 第11回(12月7日)企画演習④:造成 第12回(12月14日)中間発表 第13回(12月21日)企画演習⑤:造成、原価計算と価格設定 第14回(1月11日)企画演習⑥:造成、原価計算と価格設定 第15回(1月18日)最終発表 |
授業時間外学習 | ・前半の学習項目について、随時理解度チェック小テストを行うので、しっかりと授業内容の復習をしておくこと。 ・市中の旅行会社店頭に出向き販売されている旅行のパンフレットを入手し、学習内容を実際の旅行商品に適用し確認すること。 |
テキスト | 必要に応じてプリントを配布します。 |
参考書 | 必要に応じて授業で紹介します。 |
評価基準 | 発表内容・レポート(50%)と授業参加度(50%)による評価。 A:特に優秀な成績 B:すぐれた成績 C:一応その科目の要求を満たす成績 D:合格と認められる最低の成績 F:不合格 ※欠席時間数が授業時間数の3分の1を超えた場合は、試験を受けられません。 |
URL | |
最終更新日 | 2012/08/09 |