開講年度 | 2012年度 |
---|---|
開講学期 | 2012年度 秋学期 |
授業コード | 29717 |
科目 | 教育課程論 (教職課程)(c) |
教員氏名 | 田中 義郎 |
授業種別 | 週間授業 |
授業概要 | 授業の概要 教育課程の理論やその編成方法を理解することは、学校経営や学級経営など学校の運営とって必要不可欠な基本的な知識である。日本の場合、教育課程はその基本ラインが学習指導要領により示されている。その学習指導要領は、1947(昭和22)年以後、おおよそ10年間で改訂されており、2008年・09年に改訂された学習指導要領は、今後10年の教育内容のあり方を示している。 本授業は、上述のような問題意識にもとづき、教育課程の学校教育における意義とその編成方法を中心課題として、①教育課程編成の意識、②教育課程編成の一般原則、③教育目的・目標の設定と教育課程、④教育方法・形態と教育課程、⑤教材開発と教育課程、⑥新学習指導要領の特徴、⑦学校経営と教育課程に関する基本事項についての考察を深めるものである。 |
到達目標 | 授業の到達目標: 本授業の到達目標は、学校教育における教育課程の重要性と教育課程編成の仕組みに関する基本的事項を修得することにある。具体的には、①教育課程編成原理、②教育目的・目標の設定と教育課程編成の関係、③教育方法・教育形態と教育課程との関係、④教材開発と教育課程の関係、⑤教育評価と教育課程編成の基本事項、⑤その他、教育課程編成に関する関連事項について、その基本を十分に理解し、実践に応用できる能力を身につけることを目指している。 授業のテーマ:教育課程の編成とその意義を理解する |
授業計画 | 第1回: ガイダンス——授業の概要と参考文献の紹介 第2回: 教育課程の意義と編成原理——学校教育における教育課程の位置づけ 第3回: 教育課程における生活と科学との相克 第4回: 教育課程編成の一般原則の検討——関連法令と学習指導要領 第5回: 教育課程における時間割編成の重要性 第6回: 授業実践と教材に関する考察——広義のカリキュラムの意味を考察する 第7回: 教育評価に関する諸問題と教育課程——教育課程の点検の重要性 第8回: 「総合的学習の時間」意義とその実践法 第9回: 教育課程における教科外活動の意義とその位置づけ 第10回 学校経営と教育課程編成に関する考察——学校施設・設備と教育課程の編成 第10回:2008年・2009年改訂学習指導要領と教育課程1——中学校の教育課程 第11回:2008年・2009年改訂学習指導要領と教育課程2——高等学校の教育課程 第12回:諸外国の教育課程の現状1——アメリカ合衆国・イギリス 第13回:諸外国の教育課程の現状2——フィンランド 第14回:比較の観点からの日本の教育課程 第15回:まとめ |
授業時間外学習 | 必要に応じて課題図書を指示する。 |
テキスト | 『新しい時代の教育課程』有斐閣アルマ、田中耕治他著 |
参考書 | 『教育改革の幻想』ちくま新書、苅谷剛彦著 『教育の過程』岩波書店、J.S. ブルーナー著、鈴木祥蔵他訳 |
評価基準 | 参加25%、試験75% A評価=100-90% B評価= 89-80% C評価= 79-70% D評価= 69-60% F評価= 59%以下 |
URL | |
最終更新日 | 2012/09/13 |