開講年度 | 2012年度 |
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開講学期 | 2012年度 秋学期 |
授業コード | 29694 |
科目 | 情報デザイン論 |
教員氏名 | 吉野 志保 |
授業種別 | 週間授業 |
授業概要 | 情報の伝達には,発信元と受け手が存在する.その間でやりとりされる情報自体はデザインできないが,表現方法により,発信元が意図した以上に受け手に伝わることもあれば,意図しない印象を伴って伝わることもある. 本講義では,日々目にしている身近なもののデザインを取り上げ,情報の伝達・表現について,心理学的な要素や,情報の受け手である人間がどのように情報を処理しているのかという点に着目し,解説する. できるだけ実感を伴って理解できるような場を提供する.そのため,履修者自身に体験してもらったり,作成・比較する機会を設ける予定である. また,履修者間で意見を相互参照する目的で,授業では部分的にOBIRIN e-Learning(Moodle)の利用を考えている. |
到達目標 | 1) 情報の発信者として踏まえるべき心理学的な要素を理解する 2) 情報を受け取る側の立場に立ち、周囲のデザインの意図に気づく目を養う 3) 情報の受け手である人間の情報処理機能の観点から、情報の適切な発信方法を考えられるようになる ---教員免許を取得する学生は特に以下も目標とする a) 効率よく効果的な教材を考える基礎的な素養を身につける b) 複数のメディアを提示できるコンピュータを教育に用いる場合の注意や留意点を踏まえる |
授業計画 | 以下を予定しているが、授業進度や履修生の質問などにより若干変動がある。 09/20 (01) ガイダンス 09/27 (02) 情報・メディア 10/04 (03) メディア・モダリティ・チャネル 10/11 (04) 映像と文字の組み合わせ1 10/18 (05) 映像と文字の組み合わせ2 10/25 (06) テロップと印象 教材における影響 11/08 (07) 効果的な情報の見せ方 11/15 (08) ピクトグラム・形と色−ダイヤグラムと統計処理 11/22 (09) 形態(点や線と面)配色(図と地) 11/29 (10) 配色の実際 12/06 (11) 配置 12/13 (12) まとまり・奥行・影・そしてだまされる 12/20 (13) だまし絵・DTP・デザイン開発プロセス 01/10 (14) 思考のツール・わかりやすさの設計 01/17 (15) 総括 |
授業時間外学習 | 特にないが、講義時間外でも講義に関連することを見出し、考えを深め、講義後の投稿に反映することが望まれる。 |
テキスト | 使用しない。講義内容に合わせて適宜資料を提示・配付する。 |
参考書 | 講義内容に合わせて適宜紹介する。 |
評価基準 | ・出席、質問、感想を兼ねた投稿を毎講義時に投稿(moodle利用) ・レポート(1回以上の予定)、授業への貢献(上記の投稿とは別にmoodle利用した意見共有など) 上記2点を、それぞれ配点50点とし、合計100点で原則として以下の通り判定する。 A:90点以上(特に優秀な成績) B:80点以上90点未満(優れた成績) C:65点以上80点未満(その科目の要求を満たす成績) D:55点以上65点未満(合格と認められる最低の成績) F:55点未満(不合格) ※講義への欠席回数が全体の1/3を超える場合は上記評価基準に関わらず自動的にF判定 病気・忌引き等やむを得ない理由がある場合は必ず欠席届を提出のこと |
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最終更新日 | 2012/08/10 |