開講年度 | 2012年度 |
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開講学期 | 2012年度 秋学期 |
授業コード | 29667 |
科目 | 文章表現の技術 (映像) |
教員氏名 | 中山 市太郎 |
授業種別 | 週間授業 |
授業概要 | 本講座を、「文章表現法」と勘違いしないこと。これまでの「文章講座」とは、まったく内容が異なることを理解して、履修して欲しい。本講座の特徴は、「イメージを語ることば—発想を表現する技術」を身につけることにある。 商品や、サービスを売り出す現場、放送番組や、雑誌記事、広告のアイデアを具現化する現場では、実践的な企画を生み出す力、企画書にまとめる能力が求められる。 この授業では、そうした社会の「現場」で要求される企画力を身につけるため、実際の商品売り出しの企画を考えたり、広告案を作ったり、イメージ写真を組み合わせてストーリーを構築したりと、実践的な訓練を模擬企画会議(演習方式)で行う。 一般的にメディアの現場は、「企画書」を基に共同作業でモノが形作られていくことが多い。番組の企画書にしろ台本にしろ、仕上がるまでには、なんども各セクションから注文が出て、当初書いた原稿と違ったものになることも当たり前。従ってこの講座でも、ただ文章を書くだけでなく、書いたものは、模擬企画会議の場で各自必ずプレゼ ンテーションすることを義務付け、時には大いに恥じもかいてもらうことになる。企画力を高めるために、みんなと一緒に企画の良し悪しを考え、書き直してはまた議論し、説得力のある企画書や台本に近づける作業を行うことになる。 常に発想(想像力)や着眼点が重視され、独創性とかアイデアなど、「他人との違い」を明らかにすることが要求されるので、面白いがきつい体験となるであろう。またグループワークを取り入れているので、遅刻常習者には無理な授業である。 |
到達目標 | 「イメージの世界」を具体的なことばに置き換えて、他人を説得する表現力を養い、実践的な文章企画力を身に付けること |
授業計画 | 1回 「イメージを語ることば」講座の特徴と概説 キャッチコピーで自己表現 2回 魅力は伝わったか?-自己表現の難しさ 3回 アイデアを生む「視点」① 4回 アイデアを生む「視点」② 5回 アイデアを生む「視点」③ 6回 アイデアを生む「視点」④ 7回 状況描写と人物設定 ① 8回 状況描写と人物設定 ② 9回 状況描写と人物設定 ③ 10回 状況描写と人物設定 ④ 11回 モンタージュを考える ① 12回 モンタージュを考える ② 13回 モンタージュを考える ③ 14回 4コマ・ストーリー 15回 最終プレゼン |
授業時間外学習 | 日々のニュースに目を向け社会の出来事に敏感に反応できるよう新聞を読む習慣を求める |
テキスト | なし 必要な新聞や映像素材を使って取り組む |
参考書 | 随時、講義内でテーマに応じて必要な参考図書を解説 |
評価基準 | 評価基準 「文章表現の技術」は演習方式で行うもので、ペーパー試験は行わないが、毎回の課題作成と模擬企画会議での発表や批評・意見出しが極めて大事。 共同作業や企画会議終了時には、リアクションペーパを回収。 評価は、模擬企画会議での発表など授業に対する参加姿勢やリアクションペーパーの記入内容(30%)、 映像情報を読みとり状況描写やイメージ表現、ドキュメンタリーの企画書作成などの作品評価 (70%)として総合的に判断する。 4回以上欠席した場合(15分以上の遅刻が3回は、1回分の欠席扱いとする。電車などの遅延も原則遅刻扱いとする)、F評価とする。 |
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最終更新日 | 2012/08/04 |