シラバス詳細情報

開講年度 2012年度
開講学期 2012年度 秋学期
授業コード 29412
科目 アメリカの文化
教員氏名 中村 雅子
授業種別 週間授業
授業概要 「多民族多文化社会」と言われるアメリカ合衆国の文化を、「文明化」「アメリカニゼーション」「大衆化」「商業化」等の観点から、その流れを概観する。授業では、さまざまな人々がもたらした文化が「アメリカの文化」として生成される過程に注目し、それがグローバルな影響力を持つに至った過程を、多様なトピックを通じて検証する。受講者は、自分の関心のあるトピックについて、参考文献をもとにレポートにまとめることによって、より深く学ぶことが期待される。授業は講義が主であるが、映像や音声資料も適宜取り入れる。また、小グループ(6~8人程度)による「レポート紹介・意見交流」なども行う予定である。 
到達目標 アメリカ建国と、多民族多文化社会としての生成の歴史の基本を理解することができる。
アメリカの地勢と州名などの基本を理解し、アメリカ50州を白地図に記入することができる。
アメリカ合衆国の文化の歴史的発展を、「文明化」、「アメリカニゼーション」、「大衆化」、「商業化」等のキーワードに即して理解することができる。
現代の「アメリカ文化」について、その歴史的生成、グローバリゼーション、日本との比較、等の観点から論ずることができる。
授業計画  9/20 (木) オリエンテーション
        授業の進め方と課題/受講者に求められること/レポート課題図書リスト配布
        アメリカ文化へのアプローチ 
 9/24 (月) 日本人にとってのアメリカ文化
 9/27 (木) アメリカにおける出会い−先住民・ヨーロッパ人・アフリカ人 
 10/1 (月) 植民地時代における先住民とヨーロッパ人の出会い
10/4 (木) アメリカの地勢と地名 
 10/8(月) アメリカの建国と文化
 10/11(木)「アメリカ人」とは
 10/15(月) 祝祭日とアメリカの記憶
 10/18(木) アメリカの家族と子ども
 10/22(月) 英語とコミュニケーション:黒人英語
 10/25(木) 英語とコミュニケーション:ジェンダー
 10/29(月) 国民統合とアメリカ文化:バイリンガリズムと英語公用語化運動
 11/5 (月) 国民統合とアメリカ文化:多文化主義
 11/8 (木) アメリカの食文化の歴史:先住民の食文化とニューイングランド 
 11/12(月) アメリカの食文化の歴史:南部奴隷制社会と西部開拓
 11/15(木) アメリカの食文化の歴史:「食文化」の商品化とファストフード
 11/19(月) 食文化と健康
 11/22(木) エンターテインメント:スポーツ 
 11/26(月) エンターテインメント:スポーツ
 11/29(木) エンターテインメント:映画
 12/3 (月) エンターテインメント:映画
 12/6 (木) エンターテインメント:博覧会とテーマパーク
 12/10(月) エンターテインメント:博覧会とテーマパーク
           課題図書レポートで取り上げる本の報告
 12/13(木) エンターテインメント:音楽
 12/17(月) エンターテインメント:音楽
 12/20(木) エンターテインメント:音楽
        課題図書ディスカッショングループの発表
 1/10 (木) レポート提出
          選択した課題図書に基づくグループディスカッション
            同じテーマの本を読んだ人のグループ
 1/17 (木) レポート返却(第一次)→書き直しの人は、改訂版を1/21に提出
                         書き直しでない人は授業後にそのまま度提出
          選択した課題図書に基づくグループディスカッション
            違うテーマの本を読んだ人のグループ
 1/21 (月) まとめとフィードバック
 
授業時間外学習 1.授業時に配布する次回の授業の関連資料を読み、
   a. よくわかったところ、興味を持ったところ
   b. よく分からなかったところ、詳しく説明してほしいところ
  をB6用紙に書いて、次回授業時に提出する。
2.白地図の課題(地勢、州名、連邦加入年等)と、アメリカ文化史年表の課題にとりくみ、
授業時に提出する。
3.「アメリカの文化」にかかわるニュースや新聞記事に目を配り、注目したトピックについて
  B6用紙に書いて提出(合計5回)
4.期末レポート
  授業で提示する課題図書リストから一冊を選んで、①アメリカ文化としての生成②グローバリゼション
③日本との関係、のうち二つの観点を選んで分析してレポートを書く(400字詰め原稿用紙10枚程度)。
また、その口頭発表(5~7分程度)の準備をする。 
テキスト テキストは使用しない。 
参考書 授業時に適宜指示する。
評価基準 以下の3項目により総合的に評価し、ABCDFの評点をつける。
 (ABについては規定に基づき相対評価の観点を加味する。)
【評価項目】
 ・平常点(出席、リアクションペーパー提出、授業態度等):30%
   欠席は3点の減点。
 ・地図や年表等の課題と小テスト(アメリカの州名、概念の確認など):30%
   課題の提出の遅れは5点減点
 ・期末レポート40%
   自分の関心のあるトピックで本を一冊選び、歴史と現在、自国との比較や関わりを論ずるもの
   3000字〜4000字程度 
 
【評点】
 A:特にすぐれた成績
 B:すぐれた成績
 C:科目の要求を十分に満たす成績
 D:合格と認められる限度内の成績
 F:不合格
  
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最終更新日 2012/09/10