シラバス詳細情報

開講年度 2012年度
開講学期 2012年度 秋学期
授業コード 28875
科目 合唱B-65
教員氏名 植木 紀夫
授業種別 週間授業
授業概要 バロック・古典・ロマン派の世俗曲・宗教曲、現代日本の合唱曲などを題材に、各時代・各スタイルの合唱音楽に求められる音楽性と響きの構築を、練習そのものの流れを意識しながら進める。またこの授業では、合唱そのものへの取り組みと並行し、合唱指揮法・合唱における発声法・練習計画・楽曲解釈などの合唱指導法全般についてワークショップ形式で扱う。授業は、合唱、合唱指導法に関するテーマ毎のワークショップ、履修生自身よる合唱指導、の3つの部分を交互に織り交ぜながら進める。
到達目標 1) 合唱曲の時代毎の特徴を理解し、音楽表現ができること。
2) 合唱指導法の基本を習得すること。
授業計画 授業において以下の楽曲の合唱に取り組むと共に、ワークショップにおいて扱う楽曲・小品等はその都度提示する。

第1回       ●序:扱う楽曲・ワークショップ・授業の進め方等について
第2回~3回 G.F.ヘンデル: 「マカベウスのユダ」より
  H.L.ハスラー:カンターテ・ドミノ
  團伊玖磨:「河口」
第4回       ●ワークショップ: 合唱指揮法・指導法の応用
第5回  F.シューベルト:聖なるかな
          R.シューマン:流浪の民 Op.29-3
第6回~7回    A.ヴィヴァルディ:グローリア ニ長調(RV589)より
       坂本浩美: 旅立ちの日に
第8回       ●ワークショップ: 合唱練習の流れとその組み立て
第9回        Z.コダーイ:スターバト・マーテル 
第10回~11回  大中恩:「島よ」より
          クリスマスキャロル編曲:「きよしこの夜」
第12回      ●ワークショップ: 楽曲解釈へのアプローチ
第13回       クリスマスキャロル編曲:「ネイティヴィティ・キャロル」 
第14回~15回  楽曲の仕上げ

※履修生はワークショップにおいて、合唱指揮法・指導法、楽曲解釈及び練習の組み立てのメカニズム等習得に取り組むと同時に、履修者の合唱を実際に指揮・指導し、合唱をつくりあげるためプロセス・課題等を学ぶ。  
授業時間外学習 授業で扱う楽曲の音楽・歌詞の発音等を復習すると共に、ワークショップで取り上げる各課題を準備して授業に臨むこと。 
テキスト 授業で配布又は指示する。 
参考書
評価基準 出席、授業参加度、レポート等を総合的に評価する。
1. 授業参加度(60%):合唱への積極的な参加、音楽・テキスト等の習得・理解度、ワークショップにおける積極的な参加と習得度等。
2. レポート(各20%、計40%):「発声・ウォーミングアッププログラム」、「課題曲の練習計画」の2つについて、それらの案をまとめレポートとして提出する。詳細は授業内に指示する。

A. 特に優秀な成績(90〜100点)
B. 優れた成績(75〜89点)
C. 本科目の目標の要求を満たす成績(60〜74点)
D. 合格と認め荒れる最低の成績(50-59点)
F. 不合格(49点以下) 
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最終更新日 2012/08/06