開講年度 | 2012年度 |
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開講学期 | 2012年度 秋学期 |
授業コード | 28839 |
科目 | 身体訓練基礎 (b) |
教員氏名 | 木佐貫 邦子 |
授業種別 | 週間授業 |
授業概要 | 骨格体操とコンビネーション 木佐貫・上村・楠美 なぜ「身体」なのか? 俳優にとって「身体」とはなにか? なぜ「身体」を動かすことが演劇において有効なのか? なぜシアターゲームは存在するのか? 俳優にはどのような「身体」が求められているのか? などを理解する。 【鐘下辰男】 演劇を学ぶ上で基礎となる、発声、身体感覚の獲得をめざします。 俳優をやる上で必須となる基本的なトレーニング方法をお伝えします。 【安田雅弘】【浦 弘毅】【倉品淳子】 「舞台芸術基礎」を一歩進めた形で、俳優に必要な要素をさらに探求していきます。 今井朋彦 「感覚と感情と身体」 みる きく 移動する そして話す どうして人はそうするでしょうか? それはコントロールできるのでしょうか? 意見交換や演技の基本訓練を通じて考えます。 西山水木 「言葉の身体化」しゃべるという運動について考えます。俳優は台本を受け取ってから何をするのでしょうか。 山内健司 |
到達目標 | 【木佐貫邦子・上村なおか・楠美奈生】 *身体というものに興味を持ち、理解し、内的世界と呼応する。 *動く事と同じくらい重要なこととして、「ただ立つ」ことが長時間実行できるような『身体』の獲得。 *もしも踊りだしたくなったときに躊躇しない『身体』との共存。 【今井朋彦】 *表現が自分発自分着ではなく、外部発外部着であるということに気付く。 【鐘下辰男】 演劇における身体の重要性を理解する。 「他者」への意識なしに「個人」の存在はあり得ないことを理解する。 【安田雅弘】【浦 弘毅】【倉品淳子】 声も含めた自分の身体を、客観的に見つめる視線を把握することができる。 それらの開発し、ケアする初歩的な方法を実践することができる。 舞台表現に好奇心を持ち、積極的にかかわって行く意志を自覚することができる。 【西山水木】 身体と心、感覚と感情の関係を理解。コントロール不能な外の世界と、自己との境界を発見し、訓練によって自在になる身体感覚を探す。 【山内健司】 俳優が、自分の言葉ではない、他者の言葉とどう取り組むかを考え始める。 |
授業計画 | *春の授業の延長線(戦?) *身体の可動域の追求レッスン1~2 *動作の素を捉えるレッスン1~2 木佐貫 第1回 なぜ「身体」なのか? 第2回 なぜ「他者」なのか? 【鐘下辰男】 ① 簡単な運動で身体をほぐします。身体は心と密接に結びついていて、心がリラックスしないと身体もほぐれません。 ② 身体をケアし、把握していこう。マッサージ方法、柔軟運動、筋力トレーニングの方法を、実践しつつお伝えします。 ③ 日本の俳優になるのであれば、美しく正しい日本語を発することが欠かせません。そして声は大きい方がいい。発声についての基本的な知識をお伝えし、実践してもらいます。日本語にもアクセントがあり、語る上で求められるいくつかのルールがあります。それらを実践の中でお伝えします。 ④ 自分の身体はどれくらい自分の感情を反映したものになっているでしょうか。考えたこともないと思いますが、俳優は舞台上で全身をさらします。身体が客席に発するメッセージは、あなたが考えているよりもずっと大きなものです。身体の発するメッセージを注意深く見つめることにしましょう。 【安田雅弘】【浦 弘毅】【倉品淳子】 呼吸や身体の調整、他者・周囲への意識を高めるエクササイズなどを行います。 第一回 全身が表現に奉仕するということ。 第二回 他者、周囲から何を感じとるか。 今井朋彦 歩く事を基本とした動きを通じて自分の感覚を再認識する。 第一回「見える物を見ない」「見えない物を見る」というコントロールを学んでもらいます。 第二回「ない物に触れ、感じる」マイムの技術からリアルに演技するという事について考えてもらいます。 西山水木 第1回 「近い言葉、遠い言葉~世代・コミュニティ・方言・外国語」 第2回 「言葉の意味~わかった気にならない」 第3回 「欲望~アーティストの領域」 山内健司 |
授業時間外学習 | *自宅でのカラダほぐしは必須。 *ダンス公演観劇の機会を増やす。 (木佐貫・上村・楠美) *普段自分はどう歩いているのか、どう座っているのかなど、 自分の身体に意識を向ける時間を作る。(今井) 【鐘下辰男】 常に外部への視線を意識しておく。 【安田雅弘】【浦弘毅】【倉品淳子】 授業内では全員、俳優としての演技を行うので、演技することについての見識を深めておくこと 事後学習として、観劇や上演の際に授業内で習った演技の知識や技術を活用し、理解を深めること 【西山水木】 自分を愛でて、人と比較しながらよく観察する。 考えやイメージを言葉に出来るようにする。 【山内健司】 みなさんは、一般社会から演劇・ダンスの専門家として見られます。 その専門性を意識し始めてください。 |
テキスト | |
参考書 | |
評価基準 | ■最後にレポート提出あり! 出席は大前提 積極性・理解度をみます。 遅刻厳禁! 木佐貫 出席は大前提、意欲重視。 鐘下辰男 出席と講義参加意欲を重視します。遅刻、早退も重く見ます。備考参照のこと。 安田雅弘 出席は前提です。 今井朋彦 出席と講義参加態度を重視します。 西山水木 出席と課題との取り組みを重視します。 山内健司 |
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最終更新日 | 2012/09/04 |