開講年度 | 2012年度 |
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開講学期 | 2012年度 秋学期 |
授業コード | 28416 |
科目 | 集団コミュニケーション (d) |
教員氏名 | 高橋 眞知子 |
授業種別 | 週間授業 |
授業概要 | 小集団内の相互作用的なコミュニケーションについて学び、理論と演習課題をとおして効果的なグループコミュニケーションスキルを体得する。授業は、グループに分かれて課題に取り組み、ディスカッションを重ねて進める参加型授業を行う。学びは、各人の受講意識とグループへの貢献意欲により大きく左右される。積極的で責任ある学生の受講を希望する。 |
到達目標 | ・人は、なぜ群れるかを学ぶことによって、集団を形成する場合の多様な人間の心理を理解することができる。 ・集団に存在する公式コミュニケーションと非公式コミュニケーションがを理解することによって、集団をマネジメント す る場合に、それぞれをいかに活用すればよいか、理解できるようになる。 ・帰属意識と生産性の関係を図解できるようになる。 ・普段、あまり意識していないノンバーバルコミュニケーションを理解することによって、人間関係構築における重要性 を知る。そのことによって、人生の様々なシーンで、ノンバーバルコミュニケーションを活用できるようになる。 ・「グループシンク」を学ぶことによって、外見上うまくいっていると思える集団に潜む危険因子の存在を理解できるよ うになる。そのことによって、自らがかかわる組織の危機管理の意識を持つことができる。 ・集団内の人間関係を円滑にするための、様々な視点を持つことができる。 |
授業計画 | 【授業計画】 1.オリエンテーション 2.グループ分け・自己紹介 現代社会におけるコミュニケーション 3.コミュニケーションとは 4.集団とは−1 人はなぜ群れるのか 5.集団とは−2 成立要素 6.公式的グループと非公式グループ 7.集団と文化 8.関係性からみた集団の種類 9.組織の重要な要素 10.組織ダイナミックス 11.ノンバーバル・コミュニケーション-1 12.ノンバーバル・コミュニケーション-2 13.組織のやる気と生産性を上げるコミュニケーション 14.グループシンク 15.振り返り 授業は、数名のグループによる参加型授業を基本に進めるため、 出席することが必要不可欠となる。 毎回リーダーとサブリーダーを交替して引き受け、メンバーになったときも積極的にグループワークに貢献し、 授業に参加することが、集団コミュニケーションの実践の場となるように進める。 |
授業時間外学習 | ・授業終了時に、次回のテーマを伝えるので、テキストを読んで理解してくること。 ・また、その範囲における「事例」を用意して、授業に参加し、ディスカッションの材料とする。 ・授業にとどまらず、生活の中で展開されるコミュニケーションをさまざまな「コミュニケーション事例」として見つめ直す姿勢を 持つ。そのことによって、学びは一層深められる。 |
テキスト | 髙橋眞知子 『組織を動かすコミュニケーション力』 実教出版 2010 |
参考書 | 荒木晶子他著 『自己表現の技法』 実教出版 2004 |
評価基準 | 1.出席重視 講義とグループワークで演習課題を進めていく参加型授業であるので、全出席することが基本。 遅刻・欠席は、各人の学習成果が期待できなくなるにとどまらず、グループワークによる学習成果に悪影響を与え るので、責任ある積極的な参加を期待する。 2.遅刻 15分以内に限り遅刻とみなし、それ以降は欠席扱いとする。遅刻3回で欠席1回分とする。 3.グループワークのリーダーとサブリーダーを引き受けた回数を評価対象とする。 4.総合評価 定期試験50%、課題提出20%、授業参加貢献度30%による総合評価とする。 A:80以上 B:70以上 C:60以上 D:50以上 F:50未満 ただし、3回以上の欠席者には、Aは与えない。 なお、大学規定により、学期の全授業日数の1/3(5回)以上欠席した場合には、自動的に「F」評価となる。 |
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最終更新日 | 2012/08/08 |