開講年度 | 2012年度 |
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開講学期 | 2012年度 秋学期 |
授業コード | 27828 |
科目 | 進路指導論 (c) |
教員氏名 | 長澤 直臣 |
授業種別 | 週間授業 |
授業概要 | 学校教育における進路指導(キャリア教育)の在り方について、その目的や意義について理解を深める。進学・就職という「結果」を論じるだけではなく、「個人」と「学校・社会」との接点や「生き方」を問いなおすことへの学びとしたい。資料やデータの分析も重視するが、人間としていかに生きるべきか哲学的に考え深めていくことも大切にする。進路指導の理論と方法について学ぶだけでなくキャリア教育の実践案についても提案できるよう、問題意識をもってグループワークに参加して研究・協議する学生自立型の授業を目指す。 各回の授業は、キャリア教育の理論と方法に関するテーマの講義と班別協議・発表とまとめ、中間まとめと論文作成、ロールプレイング、キャリ教育の実践課題の研究と発表などにより進める。 本学のホームページに設置されているOBIRIN e-Learning “moodle”のフォーラム(ディスカッションルーム)を活用した授業となるため、授業中は無線LAN使用可能なノートパソコンを班毎に最低1台を準備すること。 |
到達目標 | 授業の到達目標及びテーマ 1) 授業毎の進路指導のテーマに関するテキストを読み、問題意識をもち班別協議や講義に臨み、事前/成果レポートを纏めることができる。 2) 今日的な進路指導上の課題について原因や背景を調査分析し、その解決策について追究し判断することができる。 3) キャリア教育の実践課題の研究に主体的に参加し自ら発表したり他者を評価したりして共同研究を進め、実践案をまとめ発表することができる。 4) PCを活用して諸資料を分析研究したり、パワーポイントにより発表したりして説明することができる。また“moodle”のフォーラムに参加して、ディスカッションに意欲的に参加し、その成果を授業に活かすことができる。 |
授業計画 | 授業計画 第1回(9月20日):授業内容のガイダンス/班編成/自己紹介/moodleの活用/班別協議 第2回(9月27日):進路指導とは何か:班協議/講義/事前・成果レポート 第3回(10月4日):進路指導の目的とキャリア教育:班協議/講義/事前・成果レポート 第4回(10月11日):進路指導の歴史:班協議/講義/事前・成果レポート 第5回(10月18日):職業観・勤労観をどうとらえるか:班協議/講義/事前・成果レポート 第6回(10月25日):教育課程とキャリア教育:班協議/講義/事前・成果レポート 第7回(11月8日):新学習指導要領とキャリア教育:班協議/講義/事前・成果レポート 第8回(11月15日):中間まとめとふり返り/班別課題研究の検討と発表班の編成 第9回(11月22日) :自己情報と進路情報の理解、啓発的経験:班協議/講義/事前・成果レポート 第10回(11月29日):キャリアカウンセリングの基礎と実践:班協議/講義/事前・成果レポート 第11回(12月6日) :卒業後の進路選択と卒業後の追指導:班協議/講義/事前・成果レポート 第12回(12月13日):「教科活動におけるキャリア教育」の実践①:班別研究・発表 第13回(12月20日):「教科外活動におけるキャリア教育」の実践②:班別研究・発表 第14回(1月10日):「総合的な学習の時間でのキャリア教育他、独自テーマ」での実践③:班別研究・発表 第15回(1月17日):班別課題研究のまとめ |
授業時間外学習 | 各回の授業は、本学のホームページに設置されているOBIRIN e-Learning “moodle”を活用を前提とする。 具体的には、前週に指示するテーマ関するテキスト熟読と事前レポートの作成、関連するトピックス(新聞記事等)のディスカッション、班別課題研究・発表などに関する授業時間外の活用による自己学習である |
テキスト | テキスト:文部科学省「高等学校キャリア教育の手引き」 教育出版 2011年度版 (819+)税円 :文部科学省「中学校キャリア教育の手引き」 教育出版 2011年度版 (819+)税円 |
参考書 | テキストを中心に進め、サブテキストは授業において、適宜、紹介する。また、課題研究にあたっては、進路指導の理論と方法に基づく実践的な学習指導案と教育課程におけるスコープとシーケンスについても検討する。このため、班毎に実践課題を分担して、調査、分析を進め、その解決に向けた討論や発表などを行う。 |
評価基準 | 授業に臨むにあたっての事前予習と授業後の成果レポート(30%)、中間まとめ(17%)、班別課題研究発表(23%)班別課題研究まとめ(13%)、授業への積極的な参加、moodle参加への姿勢・意欲・態度(17%)による総合点での評価。 受講する学生は、将来、すべて教壇に立つという前提で授業を進める。このため、極めて今日の学校の実態に即応した実践的な生徒指導の授業となる。そのような観点から評価を行う。 150点満点 授業事前/成果レポート(5点×9テーマ) 45点 中間まとめと振り返り/moodleの活用について 25点 班別課題研究発表(20点)/まとめレポート(5点×3回) 35点 班別課題研究まとめ 20点 姿勢・意欲・態度(加減点) 25点 判定基準 A:90%以上の達成度:特に優秀な成績 B:80%以上の達成度:すぐれた成績 C:70%以上の達成度:一応その科目の要求を満たす成績 D:60%以上の達成度:合格と認められる最低の成績 F:60%未満の達成度:不合格 (1) 各レポートの提出期限は厳守のこと。期限後の提出は減点対象とする。 (2) 授業が、教育実習と重なる場合には事前に届出て代替レポート等の措置について相談すること。 |
URL | http://www.obirin.ac.jp |
最終更新日 | 2012/08/09 |