シラバス詳細情報

開講年度 2012年度
開講学期 2012年度 秋学期
授業コード 26729
科目 ファッション文化論
教員氏名 大場 俊二
授業種別 週間授業
授業概要 [授業概要]
今日のファッションは、かつての衣(服飾)文化の枠を超えて、多様化するライフスタイルの“メディア”としての役割を担い、たえずハイスピードな流行情報を生みだし、人間社会環境のトレンドをリードし続けている。
当講座では、服飾の歴史的背景・技術等のアカデミックな基礎知識に加えて、スノッブ、セレブリティ等の階層を生む、ハィ・ファッションへの欲求要因“トランスの美学”から、未来の省資源志向“エコロジカルな生活服”まで、今日のアパレル戦略の現況をふまえて解析し、限られた時間の中で受講者の理解を深めていく。
到達目標 ファッション文化論は受講者の関心も高く、社会で役立つと絶大な評価を受けている。
ファッション文化情報の社会的なトレンド性、アート性、ビジネス性、それぞれの捉え方で受講者の進路に役立つ考現学となる。さらにデザイン演習やトレンドリサーチ課題によるプレゼンテーション技術の習得に加え、センスアップを評価する受講者も多い。
授業計画 [授業計画]
第一章:ファッション文化総論(トレンドの創造とファッション・ビジネス入門)
第二章:ファッションデザイン(オートクチュールとデザイナーの創造哲学)
第三章:ファッションビジネス(MD、ファッション・フォト、ファッション編集)
第四章:ファッションデザイン実践(企画・デザインイラスト演習)

01-09/25 ファッション文化総論:講義の最初に「Fashion Today」コラムを設け、
      最新のファッショントレンド情報を、タイムリーに紹介。
02-10/02 20世紀へ。モードの幕開けとなるオートクチュールの誕生。
     ジャポニズム・ブームに湧く時代背景と、ポール・ポワレのモダニズム。
03-10/09 現代ファッションを誕生させた、2人の女性クチュリエたち
      30年代〜ココ・シャネルと、スキャパレリ。(ライバル)
04-10/16 ファッションを社交界に広めた世界のクチュリエたち
      30年代~40年代〜独創的な世界のクチュリエ
05-10/23 オートクチュールのゴールデン・エイジと呼ばれる
      40年代~ディオールと、ジバンシーが生んだ「エレガントなスタイル」
06-10/30 オートクチュールの新星、モードの帝王と呼ばれた
     50年代~イブ・サンローランは、世界中の女性を虜にした。
07-11/06 オートクチュールに君臨した、まさにラスト・エンペラー
     70年代〜イタリアのアルマーニと、ベルサーチの甘い生活。
08-11/13 オートクチュール界に前衛をもたらした天才クリエーター
      J・P・ゴルチェと、ジョン・ガリアーノ
09-11/20 ファッションブランドのMDとファッションデザイン入門
(演習課題の解説)
10-11/27 “プラダを着た悪魔”世界の3大ファッション誌と
ファッションフォトグラファーの世界
11-12/04 ファッションとアートの距離(最先端のFashion インスタレーション)
12-12/11 ファッション・ビジネス入門_アパレル産業の基礎知識
     市場開拓〜流通政策〜MD計画〜広告戦略〜店舗販促〜[Flow System]
13-12/18 ファッション・ビジネス入門_なんでもQ & A(リクルートと就活)
     [12月18日(火曜日)演習課題・トレンドリサーチ課題提出]
冬期休暇
14-01/08 〜ファッションデザイン課題講評〜優秀作プレゼンテーション
15-01/15 ファッションの行方(現在〜未来)修論
授業時間外学習 ファッション文化論、服飾文化史は
ファッションに関心の高い桜美林大生が集まる絶好の機会なので、
学群、専修を超え、合同でファッション情報研究会を開催したい。
(企画予定!)
テキスト AVでのヴィジュアル観賞テーマに沿って、
テーマごとの補足ファッション情報を配布。
参考書 希望内容により、参考書推薦、および貸与。
評価基準 評価基準 出欠(重視)、演習課題&トレンドリサーチレポート評価。
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最終更新日 2012/08/08