開講年度 | 2012年度 |
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開講学期 | 2012年度 秋学期 |
授業コード | 26370 |
科目 | 自然科学基礎(数学の発想) |
教員氏名 | 芳沢 光雄 |
授業種別 | 週間授業 |
授業概要 | 本講義の主目標は、数学の基礎的発想のうち重要と思われる事項を、諸分野との関係を重視した具体例を交えて、発見的教授法の見地から学ぶ。OECDの学習調査PISAその他の調査で、日本の中・高校生の数学嫌いは顕著である。また多くの日本人は、日常の生活やビジネスを数学と切り離して考えている。そのマイナス面を受け止めつつ、数学に対する意識改革も目的として学ぶ。予備知識は算数である。 |
到達目標 | 発見的教授法を理解し、実際に活用できるようにすること。 |
授業計画 | 第1回:数学に対する様々な誤解を解くことも念頭に置いて、授業紹介を行なう。 第2回:G.ポリアの問題解決4つのステップ 第3回:帰納的な発想 第4回:定義に帰って考える 第5回:背理法を用いる 第6回:条件を使いこなしているか 第7回:図を描いて考える 第8回:逆向きに考える 第9回:一般化して考える 第10回:特殊化して考える 第11回:類推する 第12回:兆候から見通す 第13回:効果的な記号を使う 第14回:対称性を利用する 第15回:見直しの勧め |
授業時間外学習 | 図書館等を利用して、発見的教授法について自ら積極的に学ぶ姿勢を身に付けてもらいたい。 |
テキスト | 「いかにして問題をとくか~実践活用編」(芳沢光雄著、丸善出版) |
参考書 | 「いかにして問題をとくか」(G.ポリア著、丸善出版) 「数学的思考法」(芳沢光雄著、講談社現代新書) |
評価基準 | 成績は、授業への積極性、課題への取り組み方、試験の成績などを勘案しながら、総合的に評価する。試験は、講義内容を全般的に理解したかどうかを問う論述式の問題を出題するつもりである。 成績は、授業への積極性(3割)、課題への取り組み方(2割)、基本的な記述式試験の成績(5割)などを勘案しながら、総合的に評価する。一応の目途として、Aは総合点が90以上、Bは総合点が80以上、Cは総合点が70以上、Dは総合点が60以上とするが、学習意欲をなるべく評価したい。なお、履修者数が50人以上の自然科学基礎に関しては、A評価を与える学生の割合は1割前後からせいぜい2割という目安があることを注意しておく。また、授業態度の極端に悪い者に対する成績は、上記とは無関係に厳しい成績を付ける。 |
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最終更新日 | 2012/08/13 |