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開講年度 2012年度
開講学期 2012年度 秋学期
授業コード 26019
科目 専攻演習II
教員氏名 浜田 弘明
授業種別 週間授業
授業概要  博物館学専攻プログラムの履修内容をさらに深め、博物館全般にわたる専門的知識を身に付けるため、春学期に引き続き、このゼミを開講する。
 演習では、関連文献の輪読及び博物館等の現地見学や調査などを通して、現代社会における博物館の多様性や存在意義などについて究明する。具体的には、博物館を歴史的・文化的・社会的・心理的・経済的など、さまざまな観点から見直し、現代社会における機能のあり方、市民生活との関わり方などについて追求する。
 さらに、これらの作業を通して、博物館的ものの見方、考え方を学び取ることを最終的な目標とする。 
到達目標 ・博物館に関する専門書を購読し、まとめを発表することができる。
・自らの研究領域を構築し、その基本を組み立てることができる。
・自らが設定した課題について、ゼミ論として、12,000字以上でまとめることができる。 
授業計画 演習の概要は、次のとおりである。
 1  ガイダンスとオリエンテーション
 2  春学期レポート報告会
 3  論文作成の技法
 4  博物館調査の技法
 5  博物館の仕事を考える(1) 展示
 6  博物館の仕事を考える(2) 博物館教育
 7  博物館の仕事を考える(3) マネジメント
 8  課題の中間報告(1)
 9  課題の中間報告(2)
 10 博物館を考える(4) 市民による調査
 11 博物館を考える(5) 地域博物館
 12 博物館を考える(6) 指定管理者制度
 13 課題の最終報告(1)
 14 課題の最終報告(2)
 15 まとめ及び課題の提出
  *以上の演習内容は、あくまでも予定案であり、授業開始後、ゼミ生の皆さんと協議しながら内容を検討して行く予定です。 
授業時間外学習 ・ゼミ論作成のため、図書館等で研究領域の文献を探し、そのファイルを作っておくこと。
・実際の博物館を訪問し、研究課題について、現地調査を行うこと。
・ゼミ論の提出に向けて、日ごろから資料収集と原稿の作成を進めておくこと。
テキスト 教科書は使用しないが、必要に応じてプリント等を配布し使用する。 
参考書 神奈川県博物館協会編『学芸員の仕事』(岩田書店)
8人の学芸員『博物館の仕事』(岩田書店)
浜田弘明『博物館の新潮流と学芸員』(御茶の水書房)
などを輪読資料とする。 
評価基準  学生自らがテーマを設定して研究、発表し、討論する形となるので、最低3分の2以上の出席と、発表・討論など授業への積極的参加の度合、課題・レポートへの取り組み意欲と内容によってA〜Fの判定を行う。
 配分は、課題・レポート内容70%、授業への参加度合30%を目途とする。

 A:要求される基準を超えた特に優秀な成績
 B:要求にふさわしい優れた成績
 C:一応の要求を満たす成績
 D:合格と認められる最低基準の成績
 F:不合格 
URL
最終更新日 2012/08/28