シラバス詳細情報

開講年度 2012年度
開講学期 2012年度 春学期
授業コード 24657
科目 力学
教員氏名 森 厚
授業種別 週間授業
授業概要 【概要】
力学は物理学の根幹となる学問分野です。歴史的な経緯に触れながら、ニュートン力学について理解を深めます。まず、質点の力学から始め、質点系の力学、剛体の力学についての理解を深めます。数学的な扱いの異なる解析力学や、より一般的な力学系の話題も紹介する予定です。また、連続体の力学である弾性体力学と流体力学については、時間が許せば基礎を紹介する予定です。力学を扱う上で必要な微分・積分等の数学も必要に応じて学習します。

対話は理解を深めるためには本質的に重要です。そこで、本講義は講義科目でありながら、学生に問題を解いてもらう時間も設けます。

【準備学習】
物理学概論は既習であるとして、あるいは、高等学校の物理学 I 程度の基本的な理解があるものとして、講義を進めます。また、テキストの精読を前提とします。また、自宅で解く問題を課します。

【形態】
講義 
到達目標 授業を受講しているだけで身につけられることは一切ありません。
以下の項目は学生の皆さんの努力があって達成しうる目標です。

1) 力学について理解を深めることができる。
2)力学についての基本的な諸問題を解くことができる。
授業計画 01. イントロダクション
02. 力学で学ぶこと全体の解説
03. 物理学概論の復習1
04. 物理学概論の復習2
05. 運動の法則1
06. 運動の法則2
07. パソコンを用いた解法1
08. パソコンを用いた解法2
09. エネルギー保存則1
10. エネルギー保存則2
11. 運動量保存則1
12. 運動量保存則2
13. 質点系の力学
14. 剛体の運動1
15. 剛体の運動2
16. 剛体の運動3
17. 中間のまとめ
18. 単振動1
19. 単振動2
20. 万有引力の法則1
21. 万有引力の法則2
22. 解析力学1
23. 解析力学2
24. 解析力学3
25. 波動1
26. 波動2
27. 波動3
28. 弾性体と流体1
29. 弾性体と流体2
30. まとめ

なお、学生の理解度に応じて柔軟に進捗の程度を調整します。
授業時間外学習 【事前の学習】
・物理学概論の学習内容についてあらかじめ理解を深めておくこと
・パソコンの操作に慣れておくこと

大学生には、自ら勉強する方法を確立しておくとが求められます。そこで、
この講義も、自らの責任で、各自の方法で勉強してよいですし、そうすべき
です。例えば、典型的には次のような学習方法が推奨されます。

【予習】
・テキストの熟読
・練習問題を解くこと
・練習問題を講義時間に解説できるように資料を作成すること

【復習】
・テキストの再読
・練習問題を解きなおすこと

いずれにしても、予習復習を行うことを前提としています。
テキスト 1. 「最短力学
2. Raymond A. Serway著、松村 博之訳、科学者と技術者のための物理学 Ia, 学術図書出版
3. Raymond A. Serway著、松村 博之訳、科学者と技術者のための物理学 Ib, 学術図書出版
参考書 講義中に随時紹介します 
評価基準 出席と練習問題についての対応に基づく講義参加の度合の評価(50点) 期末試験(50点)

A: 90 〜100点
B: 80 〜 89点
C: 70 〜 79点
D: 60 〜 69点
F: 0 〜 59点

※ 30分以上遅れてきた場合には欠席とします。
※ 1/3以上の欠席した場合には、本学の規定により単位を認めません。 
URL http://robo.mydns.jp/Lecture
最終更新日 2012/03/05