開講年度 | 2011年度 |
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開講学期 | 2011年度 秋学期 |
授業コード | 30510 |
科目 | ITと高等教育 |
教員氏名 | 鈴木 克夫 |
授業種別 | 集中講義 |
授業概要 | 大学のIT化が着実に進む一方、単位認定を伴うeラーニングは足踏み状態と言われている。この科目は、日本の高等教育におけるeラーニングの活用について、制度と実態の両面から調査および考察を行い、大学にeラーニングを導入するための理論と戦略を見出すことを目標とする。その際、eラーニングのシステム面だけでなく、学内の実施・支援体制、教職員のコンセンサス、コストなどの管理・運営面にも着目する。 なお、eラーニングを対象とする科目なので、インターネット上のOBIRIN e-Learning(Moodle)を活用し、できる限り双方向の環境で授業を進めるので、積極的な参加を期待する。 |
授業計画 | 第1講 文部科学省による高等教育IT化政策と「メディアを利用して行う授業」の位置づけ 第2講 「通学制」の大学・大学院におけるeラーニング 第3講 「通信制」の大学・大学院におけるeラーニング 第4講 eラーニングは大学をどう変えるのか [スクーリングの授業スケジュール] 大学におけるeラーニングを取り巻く環境変化は激しいので、その最新動向について講義を行う。また、eラーニングの活用事例について履修者がそれぞれ行った調査研究について、発表およびディスカッションを行う。 スクーリングを受講するにあたっては、各単元に提示した検討課題について自分の意見を表明できるように、事前に考えをまとめておくこと。 1コマ目:大学におけるeラーニングの最新動向についての講義と事例研究発表を行う。 2コマ目:事例研究発表(続き)およびディスカッション、総括討論を行う。 |
テキスト | (1) 鈴木克夫著『遠隔高等教育研究<1998-2010>』2010年4月 (2) 吉田文・田口真奈編著『模索されるeラーニング—事例と調査データにみる大学の未来—』東信堂、2005年6月 (3) 大森不二雄編『IT時代の教育プロ養成戦略—日本初のeラーニング専門家養成ネット大学院の挑戦—』東信堂、2008年3月 |
参考書 | (1) 吉田文・田口真奈・中原淳編著『大学eラーニングの経営戦略-成功の条件』東京電機大学出版局、2005年3月 (2)『eラーニング等のICTを活用した教育に関する調査報告書(2008年度)』独立行政法人メディア教育開発センター、2008年3月 <http://www.code.ouj.ac.jp/seika/tyousa> (3)『今後の「大学像」の在り方に関する調査研究-メディアを利用して行う授業・通信教育の在り方-』(平成17・18年度文部科学省「先導的大学改革推進委託」調査研究報告書)日本大学、2007年3月 <http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/itaku/08090305/003.htm> |
評価基準 | 以下の2つの観点で到達度を評価する。ウェイトは、レポート1が30%、レポート2が30%、OBIRIN e-Learning(Moodle)およびスクーリングでの発表・貢献度・参加態度が40%とする。 (1)日本の大学におけるeラーニングの制度上の位置づけについて正しく理解できたか。 (2)日本の大学におけるeラーニングの実施状況について事例研究を通じて理解を深め、その課題、今後の在り方等について自分自身の考え方や問題意識を持つことができるようになったか。 |
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備考 | |
最終更新日 | 2011/08/20 |