開講年度 | 2011年度 |
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開講学期 | 2011年度 秋学期 |
授業コード | 29740 |
科目 | 教職入門 (教職課程)(g) |
教員氏名 | 川田 孝一 |
授業種別 | 週間授業 |
授業概要 | 主題は、「教員に何が求められているのか」です。学びの分野は、①21世紀の学校教育の姿、②学校とは、③学校の教育活動とは、④生徒とは、⑤教員の使命を中心とします。これらの分野の入門的な内容について幅広く学習します。 教員への期待は、「学校の問題の約6割は、教師が適切な指導を行えば解決できる。」(慶應義塾大学元塾長石川忠雄)という表現に端的に示されていると思います。教育をめぐる学校の実態についての調査及びグループ学習を行うことにより、教職の重要性への理解の深化をめざします。 授業の展開は、学生参加型に基づく、①考える(発問、問題点、解決策)、②書く(要点、課題、自分の考え)、③発表する(学習結果、調査結果)ことを重視します。評価は、日常の授業参加への積極性を重視し、授業毎の小レポート、課題レポート及び出席状況等をその対象とします。 授業に対する基本的な考え方は、次のとおりです。 (1)「教職」に関する基礎知識や基本的事項について学ぶことにより、「教職」への理解の深化を図ります。 (2)受講生の「教職」に関する経験則的・主観的な考え方から学問的視点を踏まえた理論的・客観的に考える力(学問的思考力)の育成を目指します。 (3)「教育」に関する入門的事項も学ぶことにより、教育の持つ二つの側面、すなわち「不易流行」の具体的な内容についての理解の深化を目指します (4)レポート作成、グループ学習、moodleの活用等により、表現力、発表力、調査力等の向上を目指します。 (5)全体としては、「教職」について理論的な側面と経験則的な部分でのバランスのとれた思考力及び理解力の向上を ねらいとします。 |
授業計画 | (1)授業予定回数:15回 (2)第1回目:授業に対する基本的な考え方 ①授業進行について ②受講生の自己紹介 ③小レポート提出 (3)第2回目:21世紀の学校教育の姿 ①講義 ②教育課題 ③受講生発表 ④小レポート (4)第3回目:21世紀の学校教育の姿 ①講義 ②教育課題 ③受講生発表④グループ学習⑤小レポート (5)第4回目:学校とは ①講義 ②教育課題 ③受講生発表 ④小レポート (6)第5回目:学校とは ①講義 ②教育課題 ③受講生発表 ④小レポート ⑤課題レポート(1500字以上) (7)第6回目:学校の教育活動とは ①講義 ②教育課題 ③受講生発表 ④グループ学習 ⑤小レポート (8)第7回目:学校の教育活動とは ①講義 ②教育課題 ③受講生発表 ④小レポート (9)第8回目:児童・生徒とは ①講義 ②教育課題 ③受講生発表 ④小レポート (10)第9回目:児童・生徒とは ①講義 ②教育課題 ③受講生発表 ④小レポート (11)第10回目:教員の使命 ①講義 ②教育課題 ③受講生発表 ④小レポート ⑥課題レポート(1500字以上) (12)第11回目:教員の使命 ①講義 ②教育課題 ③受講生発表 ④小レポート (13)第12回目教員の使命 ①講義 ②教育課題 ③受講生発表 ④小レポート (14)第13回目教員の使命 ①講義 ②教育課題 ③受講生発表 ④小レポート (15)第14回目教員の使命 ①講義 ②教育課題 ③受講生発表 ④グループ学習 ⑤小レポート (16)第15回目:総括 (17)学期末試験 |
テキスト | (1) 『新世紀の教職論』 佐竹勝利・岩城孝次編著 コレール社 (2) 学習指導要領及び教育小六法を適宜使用する。 (3) その他必要な教材は、その都度紹介する。 |
参考書 | (1) 参考書等は、授業中に随時紹介する。 (2) 学校で実際に作成し、利用している教育関係資料(校則、職員会議規定等)を紹介する。 |
評価基準 | (1)判定内容:授業参加の積極性、授業毎の小レポート、課題レポート(2回)、試験、総括 (2)判定基準:次の5段階とする。 A:判定内容が十分に満たされ、自分の考え方が顕著に示され、優れていること B:判定内容がかなり満たされ、自分の考えが一定程度示されていること C:判定内容が基本的に満たされ、自己努力の経過が理解できること D:判定内容が不十分であるが、出席態度や課題レポートの回数を満たしていること F:判定内容が評価不能な場合(無気力な授業態度、欠席、遅刻の多い者及び課題レポートの未提出) (3)判定方針:判定は、相対評価を加味した絶対評価に基づく総合判定で行う。 |
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備考 | (1)受講生による発表、意見交換、調査活動、グループ学習の課題は、授業の中で指示する。 (2)授業毎の小レポート及び課題レポートの提出要領等は、授業の中で指示する。 (3)学校(中学・高等学校)の状況を紹介することにより現状認識の深化及び実践的指導力の育成に資する。 (4)遅刻は、10分までを限度とする。遅刻が多い場合は、減点対象とする。 |
最終更新日 | 2011/08/04 |